チューリップオレンジ


それは、会社においてあった日本経済新聞の記事でした。

なんと高卒のタクシーの運転手さんが7年間勉強して
5回の挑戦で司法試験に合格したという話でした。

客待ちの時間を利用して、仲間の冷ややかな反応やあざけりの言葉を受けながらも、なにくそ と耐えながら ひたすら勉強したのだそうです。



僕はその記事を読んだ瞬間、これは!と 強烈な衝撃を受けました ((((((ノ゚⊿゚)ノ


自分にできるかどうかはわかりませんし、司法試験というものもよくわかりませんでしたが、自分も何かに挑戦しょうという熱いものがドドドドーッと沸き起こってきたのです (((( ;°Д°))))

(おれにも何かできるのかー!?)


その新聞は切り抜いて、今でもスクラップにして大切に保管してあります。


人間、なにかに挑戦しようと決めたときって、ホントにわくわくするものですよね にひひ

その後、司法試験や弁護士などについて、いろんなことを調べ始めました。


すると、どうやら現行の司法試験はしだいに合格者を減らしていき、

これまでの司法試験に代わって 法科大学院の新司法試験へと移行する時期だとわかりました。

僕はあせりました。

今から司法試験の勉強をして間に合うのか・・・?

しかも、今まで法律なんて勉強したことないぞ・・・・。



とりあえず、司法試験の勉強をしている現役受験生に話を聞いてみたい。。。

誰か知り合いで 司法試験の受験生はいないだろうか・・・・・・・・・


あ、いたー!∑(゚Д゚)



そうだ、以前モスバーガーで働いていたときに、司法試験浪人生がいたぞ!!

僕は急いで、いろんなツテをたどって、そのS君に電話をしてみました。

久しぶりのS君はやたらと疲れた感じでした。


そのときはまったくわからなかったのですが、司法試験の択一試験は

5月の第二日曜日、母の日です。

3月下旬ともなれば、もう怒涛の追い込み時期だったのですから、疲れているのも当然でした・・・。


S君は「1日10時間は勉強しています」と話していました。

彼はもう10年以上も勉強しているそうですが、まだ一度も択一が受かっていない、とのことでした。


えーっ、そんなに難しいのかい!!? ( ̄_ ̄ i)


ためしに、僕でもできるか、聞いてみました。

彼の答えは、「法律の勉強には、向き不向きがありますよ・・・」とのこと。 ん?

結局よくわかりませんでしたが、とにかくたいへんそうなことだけはわかりました 汗

久しぶりのS君は、かなり追い込まれているのか、とても不機嫌そうな様子でした・・・。



その後S君とは連絡をとっていません。

なんとなく電話がかけにくいのでした・・・。


しかし、すったもんだの葛藤の日々の末、

1日10時間は勉強時間を確保する必要のある 司法試験挑戦の夢は捨てました。

働きながらそんな時間はまずとれないと判断したからです。

どう考えても 7年もかけていられません・・・。

もういい年ですし、何よりも早くこの状況を打開したかったから。



う~ん、ではどうするか・・・・。

自分は何に挑戦すべきなのか、本当に迷いました・・・・。


そして、あるマンガのおかげで、ひとつの資格に気づいたのです・・・・。





つづく