Bond23が製作中止に?! クレイグ＝ボンドの今後はどうなる?!

原稿を書いている途中に、気になるニュースを見つけたので、取り急ぎ。

ハリウッドチャンネル：ニュース：007シリーズ最新作「Bond23」が無期限延期から製作中止へ

MGMの抱える負債問題のため、製作が無期限延期にまで追いやられていた007シリーズ最新作「Bond23」だが、延期どころかとうとう製作中止となってしまったようだ。

このニュースは「Ain't It Cool News」という米人気サイトの運営者であり俳優、映画評論家でもあるハリー・ノウルズが発信したものとされる。ノウルズは「聞くところによると（誰に聞いたのかは不明）、映画の製作は中止になったらしい。みんながMGMに愛想をつかしたってことさ」とコメント。

また、英ミラー誌も「プロダクションのスタッフは、製作中止を告げられた」と報道した。さらに、この報道によってMGMは「Bond23」だけではなく、企画中の映画をすべて白紙に戻すのではないかとも言われている。

6代目ジェームズ・ボンドとして好調な滑り出しを切っていたダニエル・クレイグ。ファンにとっては残念だが、彼の雄姿はしばらくお預けとなるようだ。

少し前に、MGMの経営難から、007シリーズを含む複数の作品の製作が無期限延期になってしまったことを書きましたが、ここにきて製作中止が決まったというのです。

ただ、ニュースの発信源が、誰から聞いたのか分からないとなっているところをみると、確実ではないのか?とも思いましたが、別のニュースにはこう出ていました。

シネマトゥデイ：『007』シリーズ製作中止！ついに続編のライセンスが失われた！

　無期限延期となっていた『007』シリーズの23作品目だが、最新作を待ち望むファンの声もむなしく、製作中止となったとAICN（Ain’t Cool News）が伝えた。

　大人気シリーズである『007』がなぜ製作中止になったのか。ことの始まりは、製作をするハリウッドの名門スタジオMGM（メトロ・ゴールドウィン・メイヤー）の財政危機問題にあった。MGMは巨額の負債を抱えており、売却先が決まった時点で、保留状態となっていた製作の制作を開始する予定だった。タイムワーナー社が一番の高値である、15億ドル（約1,350億円・1ドル90円計算）で入札すると発表したそうだが、MGM側が歴史あるスタジオとしては、20億ドル（約1,800億円）はないと妥協できないと発表し、交渉決裂。結局は負債の問題が片付くことはなく、『007』は製作中止となったようだ。

　製作中止の報道を受けて英デイリー・ミラー紙がボンドシリーズの製作会社であるEONに尋ねると、「作品の製作の再開ができるかどうか、現段階ではコメントできない」と言葉を濁した。しかし『007』の関係者らにはすでに、「これまでに最新作の準備のために多くの時間と労力が使われたが、ボンドシリーズは制作中止になった」と伝えられたと情報が流出し始めていて、最新作の再開は期待することができないだろう。

　ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドにキャスティングされてからは、映画『007/カジノ・ロワイヤル』は全米興行収入1億6,745万ドル（約150億7,000万円）を記録。そしてクレイグの第2作目、映画『007/慰めの報酬』ではシリーズ最高の興行収益である1億6,840万ドル（約 151億5,600万円）と作品自体は大ヒットをしていた。『007』シリーズの中でも絶好調を迎えていただけに、制作中止はファンにとっては信じられないほどの衝撃だ。そしてもうボンドに会えないなんて……信じられない。

はたして、本当にこのまま製作中止となってしまうのか。それとも、何らかの形で再開することができるのか。

確かに、無期限延期といっても、スタッフやキャスト共に、ずっとそれで引っ張ることは難しいわけで、どこかで1回線引きする必要はあるでしょうが……

しかし、以前も、「消されたライセンス」の後に起きた法廷闘争で、次回作が公開されるまでに6年間かかったこともありました。ただ、復活作となった「ゴールデンアイ」は、当初は引き続きティモシー・ダルトンが予定されましたが、ダルトン自身が降板を申し出たことにより、ピアース・ブロスナンが5代目ボンドになったということもありましたが。

これでもし、製作が再開しても、クレイグが降板を申し出てしまったりしたら……

偶数代のボンドは短命に終わるというジンクスは続いてしまうのでしょうか？（2代目ジョージ・レーゼンビーは1作品、4代目ティモシー・ダルトンは2作品）

でも、ダニエル・クレイグの2作品は大ヒットしていただけに、これだけで終わって欲しくないですね。

ぜひ、Bond23製作が再開されますように……

ほな。