asahi.com：漫画家の山口太一さん死去 「名探偵荒馬宗介」連載
山口 太一さん（やまぐち・たいち＝漫画家、本名山口太一〈やまぐち・たかかつ〉）が１８日、肺炎で死去、７４歳。葬儀は２４日午前１０時から東京都調布市八雲台２の４の３の国領総合斎場で。喪主は長女佐枝千夏さんと次女山口ルーポ早苗さん。
１９７０～８０年代、学研の「学習」で「名探偵荒馬宗介（あらまそうかい）」を連載した。
また一人、少年時代に好きだった人が、亡くなってしまいました。
漫画家の中で、そうメジャーじゃない名前かもしれませんが、多くの人は、絵を接しているはず。
事実、私も、お名前を見た時はピンとこなかったんですが、この一文で「ああっ！」と。
それは――「名探偵荒馬宗介」。
名探偵といえば、明智小五郎、金田一耕助、神津恭介……様々な名前が上がりますが、ずっと心の中に残る名前としてあったのが、荒馬宗介でした。
ただ、私はなぜかずっと「あらま・そうすけ」だと勘違いしていて、この訃報で、「あらま・そうかい」だと知ったのですが……（ダジャレですね(苦笑)）
「名探偵荒馬宗介」というファンサイトもあるくらい、コアなファンもいた作品でした。
また、私は小学生のころ、江戸川乱歩の少年探偵団は読まず、なぜかE.W. ヒルディックの『マガーク少年探偵団』シリーズを図書館で借りて読んでいました。なぜかなぁと思ったんですが、内容の面白さもさることながら、イラストを担当したのが、この山口太一さんだったのです。荒馬宗介が好きだった私が、自然にマガーク探偵団を手にしてたんですね。
ちなみに、私が乱歩の少年探偵団を本格的に接するようになったのは、中学時代のことでした。（テレビでは、ドラマ化された少年探偵団とかを見ています。また、大人向け作品は、小学時代から読んでいました）
その、私の子供時代に影響を与えた山口太一さんが亡くなってしまったとは。
ご冥福をお祈りいたします。
できれば、名探偵荒馬宗介を、文庫か単行本にまとめて欲しいな、なんて思うのですが……
ほな。
