ペタしてね


 私にとって思い入れのあるマンガといえば、やはり『ミスター味っ子』を外すわけにはいきません。

 といっても、原作やアニメを最初から見ていたのではありません。

 当時、私は『アニメージュ』『アニメディア』『アニメV』『アウト』……いろいろなアニメ雑誌を購入していまして、確か、味っ子のアニメがスタートする前に、これまでオリジナルのロボットアニメを作っていたサンライズが、初めて原作付きの、しかもロボット物ではないアニメを手がけるということで、『シティーハンター』そして『ミスター味っ子』が紹介されていたのは見ました。

 ただし、その時の私は、『シティーハンター』は興味を持ってアニメを最初から見ましたが、『ミスター味っ子』には食いつかなかったんですね。

 それがなぜ、ハマるようになったのか。

 忘れもしません。

 偶然に見た回。

 それが、あの伝説の、味皇が巨大化し、大坂城を破壊してしまうというあの強烈な回でした。

 で、「何だこれは!?」と思って見るようになり、原作コミックスも全巻揃え、廉価版でもないセルビデオも、後半からではありましたが購入したりしたのです。

 そして、パソコン通信なるものをはじめた時、ペンネームならぬハンドルネームというものを付けたのですが、迷わず付けたのが、「お~いしいよ」という名前でございました。

 つまりこれは、アニメ『ミスター味っ子』の次回予告で、味っ子こと味吉陽一(CV:高山みなみ)が言う決めゼリフみたいなもんです。

 最近はいろいろあって更新できませんが、「味皇料理会21」なんていうWebサイトも公開したりしています。

 今ではアニメもDVD化され、原作も文庫化されました。さらに、コンビニなどで売られるプラチナコミックスでは、たびたび登場しているようです。

 そして2003年。衝撃が走りました。『ミスター味っ子』の作者、寺沢大介さんが「イブニング」誌上において『ミスター味っ子II』という読み切りを発表したのです。主人公は、味吉陽一の息子、陽太。つまり二代目です。絵柄はずいぶん変わってしまってるんですが、個人的には面白かったし、好きになりました。そしてその読み切りが好評だったためか、その後、連載が開始されました。

 ただし、寺沢大介さんにはすでに『喰いタン』という連載があるため、しばらくは平行したりしていたんですが……

 途中で『喰いタン』が、東山紀之主演でドラマ化されてしまいます。すると、出版社もそれをプッシュするわけで……

 2005年12月に発売された『ミスター味っ子II(4)』の巻末に5巻の予告が出ていましたが、一向に出る様子はなく。その後、2007年7月23日に発売という情報も出ましたが、またしてもお流れに。前巻からもう3年半以上もブランクが空いている状態なわけです。

 それが。8月のコミックス発売予定表を見て驚きました。

 イブニングのところに、「ミスター味っ子2(5)/寺沢大介/540/08/21」という情報があるじゃないですか!

 というわけで、3年以上も待たされた『ミスター味っ子II』の最新刊は、8月21日に発売されるみたいです。

 今度こそ、ちゃんと発売されますように。

 ほな。

ペタしてね


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