ブログネタ:映画は字幕で見る?吹き替えで見る? 参加中

 ブログネタ、とやらに初めて参加してみる気になったのは、このお題「映画は字幕で見る?吹き替えで見る? 」が気になったからでした。

 個人的なことを言えば、好きな映画ではまず劇場で見ることがあるので、たいていは字幕で見ます。単純に、吹き替え版が公開されてない映画を見てるからでもありますが。

 その後、ビデオ屋DVDがリリースされて、購入したりレンタルしたりするとなったら、速効で見るのは吹き替えです。

 そう、このお題から言えば、私は「吹き替え派」になりますね。

 こういう話をすると、映画好きの方から、このブログネタにあるようなことを言われることがあります。
「えぇ~そんなのダメだよ。生の声じゃないとその映画の良さが損なわれるじゃないか!」
 これは正解のようでもありますが、大いに間違っていたりもします。

 最終的に完成された映画は、監督やプロデューサーの思惑で完成された物なので、それが正しいわけです。それに余計なもの(字幕や吹き替え)を追加することは、その時点で間違ってる、とも言えるわけで。

 それじゃ、他の国の人は楽しめませんから、字幕を付けたり、吹き替えを付けたりするわけです。本来、映画はエンターテイメントです。頭ガチガチになって見るもんじゃありません。だから、字幕でも吹き替えでも、その人が楽しめればいいと思います。私の場合、吹き替え派なだけで。

007は二度死ぬ アルティメット・エディション  ちなみに、「吹き替えで見ている人は役者本人の声を聞かないなんて!」っていう人もいますが、字幕版でも、実はすでに別人によって吹き替えられてる場合がありますから、それも間違ってるんですよね。有名なところでは、『007は二度死ぬ 』の丹波哲郎。一部の日本語音声はご本人の声そのままですが、英語部分は別人による吹き替えです。丹波さん自身は英語は普通に話せましたが、「アジア人にしては低すぎる」という理由から吹き替えになりました。吹き替えたのは、英国俳優のロバート・リーティーだそうです。ウィキペディアによるとリーティーは、この他にも『ドクター・ノオ 』のジャマイカ在住イギリス人エージェント、『サンダーボール作戦 』のラルゴ(演:アドルフォ・チェリ)、『ユア・アイズ・オンリー 』のブロフェルドの声を吹き替えているそうです。

 この他にも、『ドクター・ノオ 』の初代ボンドガール、ウルスラ・アンドレスは、モニカ・バンダジル。『ロシアより愛をこめて 』のボンドガール、ダニエラ・ビアンキは、バーバラ・ジェフォード。『ゴールドフィンガー 』のゴールドフィンガーを演じたゲルト・フレーベは、マイケル・コリンズ。『女王陛下の007 』のドラコを演じたガブリエル・フェルゼッティはデイヴィッド・デ・キーサー……といった具合。007シリーズには、実は吹き替えられてしまっている人はけっこういるんですね。意外と知らないで見ている字幕派の人が多いでしょうけれど。

 それはともかくとして、私は吹き替えのほうがストーリーとかにも入り込みやすいですし、好きです。

 ただ……中には吹き替えキャスティングや、吹き替え台本に難がある場合もあって、一概には言えないですが。007俳優で言えば、ショーン・コネリー=若山弦蔵、ロジャー・ムーア=広川太一郎、ティモシー・ダルトン=小川真司、ピアース・ブロスナン=神谷明がベストと思っています。ブロスナン後期2作も神谷明で吹き替えて欲しいと思う一人だったりします。ただ、最近はフィックスがないのが残念ですね。実力があるならともかく(ハリソン・フォード=村井国夫とか)、単なる話題性だけでキャスティングされる芸能人吹き替えは嫌いです。

007 ドクター・ノオ アルティメット・エディション 007 ロシアより愛をこめて アルティメット・エディション 007 ゴールドフィンガー アルティメット・エディション 007 サンダーボール作戦 アルティメット・エディション 007 女王陛下の007 アルティメット・エディション 007 ユア・アイズ・オンリー アルティメット・エディション