先程、ケータイのニュースを見ていて、ギョッとしました。

 そこには、「氷室冴子さん死去」とあったのです。

 私が氷室冴子さんを知ったのは、コバルト文庫の『なんて素敵にジャパネスク』でした。これはその後のシリーズも集めましたね。さすがに、新装版は買わなかったけど。確か、富田靖子主演、石坂浩二演出でドラマ化されましたっけ。けっこうよい出来だったと思うので、DVD化されないかなぁとか思っていたりします。

 ほかにも、スタジオジブリでアニメ化されたりした『海がきこえる』などの人気作がいっぱいありますが、私がダントツで好きだったのは、『なぎさボーイ』『多恵子ガール』『北里マドンナ』といった一連のシリーズです。特に、『なぎさボーイ』『多恵子ガール』に関しては、イラストを担当した渡辺多恵子さんの絵柄にも惹かれた、というのもありますが、何よりも氷室さんの作品に惹かれたのが一番でしょう。何年も読み返していませんでしたが、久しぶりに引っ張り出してみようかなと思いました。

 それにしてもまだ若すぎます。残念です。ご冥福をお祈りいたします。

なぎさボーイ (集英社文庫―コバルト・シリーズ) 多恵子ガール (集英社文庫―コバルト・シリーズ) 北里マドンナ (集英社文庫―コバルト・シリーズ) 海がきこえる (徳間文庫)