一体なんだったんだろうか。

 今期、何となく見続けているアニメの一つが、「らきすた」だった。

TVアニメ「らき☆すた」OP主題歌 もってけ!セーラーふく さすがに全てではないが、放送されるうちの半数近くのアニメは、第1回はチェックしているが、「らきすた」の場合、オープニングでガーンと来たのは否定できない。例えるならば、「きまぐれオレンジ☆ロード」の最初のオープニングを見た時と同じ衝撃、と言ってみれば分かってもらえるだろうか。

 そして中身は……別にこれといってどうでもないものだったが、何となく惹かれたので見続けることにした。

 ただ、その後、偶然見たミュージックステーションのランキングで、この主題歌「もってけ!セーラーふく」が上位にランクインしていてアニメが流れたのには驚かざるをえなかった。当時、私がよく行く古書店で流れる有線でも、この曲を何度か聞いたものだ。

 私は原作を知らないので、あくまでもアニメからだけなのだが、何か妙にハマったことは確かなのだ。そこが何故かとは言えないのがもどかしい。

 だが、最終回少し前、こなたのお母さんが出てくる話。不覚にもウルッと来てしまったのだ。まさか、この番組で、しかもこのキャラクターで感情移入が出来てしまうとは。

 そして最終回。そうか。これがやりたかったのか。オープニングの映像は、これの伏線だったのか。(この部分の動画を見つけたので追加:9/19)



 しかし、この作品が流行っていたのかどうかは微妙な気がする。私は結構ハマった口だが、逆に相方は嫌っていたし。好き嫌いは分かれる作品かもしれないなと思う。あ、個人的に実写エンディングは理解不能なままだったが。

 録画し損ねて見逃した回とかもあったので、DVDとかでざっくり見直したほうがいいのかなぁとか思ったりもしたのだが、さてそれだけの価値がある作品だったのかどうかは、まだ分からないのだった。

らき☆すた