パパスクール2011 親の接し方がセキュア・ベースを作る(2) | 夢人 ゆめんちゅ カウンセラー神田充人のブログ

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私は今まで多くの人と出会い、カウンセリングをさせて頂きました。
真摯に寄り添って話を聴き、解決方法を共に探り、クライアントが悩みに立ち向かえるようになった時の笑顔を見ることが私の働きがいです。

セキュア・ベースを作る具体的な方法については

ストロークという考え方をご紹介しました。
ストロークとは、
相手の人格や存在価値を認める様々な働きかけのこと

ストロークには+とーがあるあり、人はストロークをもらえないとマイナスのストロークでも欲しいと思う。
プラスのストローク
微笑みかけること。
あいさつをすること。
褒めること。
撫でること。
抱きしめること。

といったいわゆる愛情表現のこと。

マイナスのストローク
睨みつけること。
怒鳴ること。
叩くこと。

といった傷つけること。

人はマイナスのストロークは欲しくないけど、ストロークが何ももらえないよりはマイナスのストロークでも欲しいと考えるので、よくイタズラをして親にゲンコツを頂くという子どもは普段ストロークをもらっておらず、マイナスのストロークでもいいからもらえる仕組みを作って存在価値を感じようとするのです。

また、プラスのストロークには2種類あり、
無条件のストローク
条件付きのストローク


無条件のストロークはその子の存在や人格に対して向けられる愛情表現で、
あいさつをする。
微笑みかける。
愛していると声がけをする。
等、何をしたとしても無条件に愛情表現をしていることを言います。

条件付きのストロークはある一定の条件を満たせばもらえるストロークで、
テストの点が良かった時、ご褒美を貰える。褒められる。
お片づけができたので、テレビが見せて貰える。
等です。

条件付きのストロークで注意が必要なことは、無条件のストロークを与えずに
条件付きのストロークのみで親が接してしまうと、自分の存在価値が親の物差し内にしか見いだせなくなってしまうということです。
極端な例えとしては、成績が良い時にしかストロークを貰えなかったら、成績が悪い時に自殺してしまうといったことになりかねないということです。

セキュア・ベースには無条件のストロークが不可欠であるということをお話させて頂きました。