去年に引き続き、

・継続(多言語も医療の勉強も)

・置かれた環境下で最善を尽くす(多言語も医療も)

を実行します!

 

趣味;多言語とか言うと引かれることもありますが、大したことじゃないです。

ダジャレに近い部分もあります。

 

例えば、「明けましておめでとう!」

ロマンス諸語(ラテン語から派生した言語)三姉妹のイタリア語、スペイン語、ポルトガル語ではそれぞれ、

(イ)Felice Anno Nuovo! 

(ス)¡Feliz Año Nuevo! 

(ポ)Feliz Ano Novo! 

まず血筋(語順)が「祝〜年〜新しい」と同じ。

そして、どの単語も綴りや発音がちょっと違うだけで、目鼻立ちはよく似てる!

これって、ダジャレやオヤジギャグに近いもの、ありますよね!?

 

こんなことを毎日5分でも続けていると、「外国語を話せるようになる」以上に良いこと、たくさんあります(そもそも1日5分だけでは、なかなか話せるようにはなりませんが 汗)!

・物を見るときの意識が変わる

→多様性にイライラしなくなる

・異なるものに一定の法則性を見つけられる

→過去の経験や知識を利用できるので、仕事や勉強にかけるエネルギー(負担)が軽くなる

 

今年はそんな多言語の効能について、自分の体験も絡めて紹介したいと思います。

(出勤途中の雪景色)

 

皆さん、素敵な1年を!

Felice Anno Nuovo! 

¡Feliz Año Nuevo! 

Feliz Ano Novo! 

ずいぶん長いことブログを書いていませんでした(汗)。

 

この2ヶ月、遠方に住む家族や親戚、友人とオンラインで細々と連絡を取りつつ、遠距離通勤、多言語学習していました。

私の近況は次のとおりです。

 

【人との繋がり】

国内外の移動制限がある今、面と向かって思いを伝えることはできなくても、オンラインがあります。

インターネット環境がなくSNS通話ができない知人もいますが、無料通話アプリ(相手の携帯または固定電話に、こちらから通話料無料でかけられる)を利用したり、季節の贈り物をしたりして、細くとも長いパイプで繋がる方法をとっております。

 

【遠距離通勤】

主たる勤務先は、スタッフ・患者さん含め目下コロナ感染者ゼロ。

首都圏在住の私は言うまでもなく、手洗い、飲食時以外のマスク着用、ソーシャルディスタンシングを遵守しております。

通勤手段である飛行機内はガラガラな上、手術室にもあるHEPAフィルターで高速換気を行っているので、他の公共交通手段(電車・バス)と比べると感染リスクも低い。

心配なのは、乗客が少ないため欠航リスクがあること。

実際欠航となった月もありました。

 

【語学】

語学の目的はいろいろあると思いますが、私の場合、語学=癒し。

資格試験合格や数ヶ月後の外国語プレゼンといった、短期的目標はありません。

だからといって、進歩がないのは楽しくない。

なので、「毎日3時間は語学時間」と決めました。

・「語学時間」は何をしてもいい。海外YouTuberの非語学動画、歌手の楽曲動画視聴も、〇〇語音声ファイル作成も、日本語のものも勉強に含めて良い。

・毎日継続すると決めたものは必ずやる〜MEMRISE、多言語授業の宿題

 

自分の癖と、それに見合う対処法を見つけることも大切。

私の場合、病院の仕事が忙しい時のほうが、気分転換となり勉強が進むので、自作教材作りや、文法復習に当てる

逆に、だらだらしてしまう病院勤務がない日は、ひたすら好きなこと〜〇〇語音声ファイル作成、語源・歴史の資料集めをする。

というふうに。

 

今、「多言語を継続してやりたい方を応援するブログ」を準備中。

自分の備忘録、友人のための生存確認としてこのブログを始めましたが、生涯学習、そして癒しとしての語学に関する記事をもっと書きたいので。

整いましたらお知らせします!

(雪を見るとつい雪だるまを作ってしまう、南国で生まれ育った私💦)

 

皆さん素敵な夜を!

仕事柄、無意識に話相手や周りの人を観察するのが習慣になっております。

その中ではっと気付いたのが、「美しい人(老若男女問わず)」のある共通点。

それが美しい所作。

人が美しいから所作が美しくみえるのか?

所作が美しいから人が美しくみえるのか?

おそらく後者。

 

話は大学生時代に遡ります。

ある美しい方とお話しする機会がありました。

姿かたちも美しいのですが、目を奪われたのはその居ずまい。

ピンと伸びた背筋。

腿の上で軽く組まれた手。

話を聞くとき、まっすぐに向けられた視線。

その美に衝撃を受けた私は、少し猫背だった姿勢を正し、「以後、猫背にはならない!」と誓いを立てたものです。

 

時は流れ。

今でも姿勢が良い人を見ると惚れぼれしてしまいます。

ほかには、

ドアを閉める時に手を添えて静かに閉める人。

すぐ後ろを歩いている自分のために、ドアを開けて待っててくれる人。

背筋をピンと伸ばして、食事をよく噛んで食べる人。

 

なぜ美しいのか?

動作の中に「静」がみえるから。

静は丁寧さやおもてなしの心に通じる。

茶道や書道にもみられる世界観。

(有名な美人画「ビードロを吹く娘」も姿勢が美しい!)

 

「本当!?」と疑う人もいるかもしれません。

ですが、試しに背筋を伸ばして、いつもよりよく噛んで食事してみてください。

優雅な気分になれます!

目線が高くなるので、いつもの景色が違って見えます!

しばらく続けるとあら不思議、つらかった首や肩のこりが少し楽になります。

さらに、そんなあなたの所作が周りの見知らぬ誰かの居ずまいを正しているかも!?

お試しあれ!

 

今日も素敵な1日を!

フリーランスのお仕事、最近は手術麻酔が大半です。

先日、こんなことがありました。

 

同日に手術した2人の女性。

同じ膝の手術、年齢はほぼ同じ(70代)で、2人とも糖尿病と高血圧の持病あり。

麻酔方法は、全身麻酔と硬膜外麻酔(背中から脊髄の外側の「硬膜外」に針を刺して細い中部を入れ、そこから局所麻酔薬を注入、鎮痛効果が高い)。

全身麻酔は、同じ薬剤をほぼ同じ速度、で使用。

術後は、硬膜外に局所麻酔薬を持続投与しますが、これも、同じ薬を同じ濃度、同じ速度で使いました。

 

AさんもBさんも、全身麻酔からの覚めは良かった。

でも、硬膜外麻酔の効き方が違いました。

手術が終わって3時間後、Aさんは足の動きも感覚も、元に戻っていました。

対してBさん、両足とも正常に動くけれども、片足だけ触っているのも温度も感じない、と。

そこで、Bさんの局所麻酔薬をさらに希釈して様子をみたところ、3時間半後には、触っているのも温度も感じるようになりました。

 

このように、同じような薬を「安全」とされる量や濃度で使っても、全く違う効き方になることがたまにあります(Aさんの状況が多数派ではあります)。

 

通常とちがう効き方をする、というのはやった後でないとわからないものなので、術中のみでなく、術後もこまめに(できれば翌日まで)観察、いつもと違う場合には、その原因を探り対処する、ということが求められます。

これも麻酔科医のお仕事のひとつ。

やりがいと緊張感が表裏一体です!

 

ちなみに、「効果は千差万別(人によって違う)」、

中国語だと「效果千差萬別」、

英語だと "The effects vary from person to person."

 

今日も素敵な1日を!

なんで多言語やってるの?

答えはさまざま。

 

・世界中を旅してコミュニケーションとりたいから

→素敵!(だけどコロナ禍の今は現実的じゃない)

・オンラインで世界中に友だちの輪を広げたいから

→今の状況だと現実的

・語学を生かしたビジネスがしたいから

→輸入代行、オンライン講師など?

・資格を取りたい(TOEIC、〇〇語検定試験など)から

→職場でのキャリアアップ、転職に有利だから

こんな人もいます。

・認知症予防のため

2言語以上の話者は認知症の進行が遅れる

 

「なんで多言語?」この問いに、最近の私は、

・心の平安のため

と答えます。

単語やフレーズの比較、語源検索、食べ物や生活習慣を知る...と多角的に学ぶと、ですが、

◇ 自分の正義 ≠ 世界の正義

◇ 外国語ネイティブはそう見てるから、こんな言い回しになるんだ

◇ そもそも日本語ネイティブだってひとりひとり言い回しがちがうのは、見方がちがうからだ

などに気付き、寛容を手に入れられます。

寛容を手に入れると、「まあしょうがないわ、そもそも見方がちがうのだし」、の思いでイライラしなくなり、心に平安が訪れます。

 

よく、海外生活を経験して帰国した人の、

「日本を離れて/異国の人と接して/異なる生活習慣を経験して、」

→「日本の良さを再認識した/自分の常識 ≠ 世界の常識を認識した/多様性を受け入れられるようになった」

と言う声を耳にしますが、海外に行かずして、これに似た感覚を得られます。

もちろん、海外に身を置くことでしか味わえない空気感というのは、絶対にあると思いますが。

 

コミュニケーションツールである言語、外に向かう印象ですが、学び方次第で身近な人との接し方、自身の心の平安、と内に向かう感覚が得られるのがおもしろい!と思うのです。

 

今日も素敵な1日を!