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歌手倖田來未(26)が初の海外公演を3日夜、台北市の国立台湾大学総合体育館で行った。現地では「性感歌姫」(セクシーな女性歌手)として人気で「キューティーハニー」など21曲を披露。客席から「組長!」とユニークな掛け声も飛んだ中“性感度”満点の9パターンの衣装で、満員5000人の観衆を悩殺した。
公演中、客席から日本語で「クミチョーッ!」の掛け声が飛んだ。
言われてみると、名前の來未(くみ)をうまく使いながら“姉御肌”のキャラクターで人気の倖田にぴったりの愛称。これには本人も「ホンマに!?」とビックリだ。
現地の音楽関係者によると、ファンクラブが「倖田組」と呼ばれていることが由来。
日本人の女性歌手では「安室奈美恵、浜崎あゆみと並んでトップクラスの人気だが、その中でも“性感度”ではNo・1」(現地関係者)の存在。かつて日本で呼ばれた「エロかっこいい」も、台湾風に表現すれば“性感組長”だ。
ステージはその愛称にふさわしい内容。パンツ丸見えのミニスカ、小林幸子ばりのド派手な電飾ドレスなど衣装9点に早替えしながらの熱唱。大胆に股間を広げて歌ったり、男性ダンサーの下半身に顔をうずめるたびに男性客から「ウオーッ」と雄叫びが上がった。
今年の12月で迎えるデビュー10周年を前に実現した初の訪台は「8年前からの夢だった」と明かした。無名だった当時、日本のテレビ番組で共演したのが台湾の人気スター、ショウ・ルオ(30)。「彼は無名の私を1人の人間として見てくれた。本当に優しかった。3年前に再会して(DVDで)共演した時、必ず台湾でコンサートをやると誓った」という。
2時間半のステージではルオと共演したり、「愛のうた」など21曲を歌った。4日も同所で開催し、2日間で1万人を動員する。最後は大歓声に涙をこぼし、北京語で「ウォー・アイ・ニー!(愛してます)」と2度叫んだ。「夢はかなうことを実感しました。また必ず来ます」と再訪を約束した。
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