ゆめこシリーズ著者の藤本順子です。

私の著書には「空を飛べなかったツバメ」「ほっこりするね」「想い出の走馬燈」があります。

 

これまで「ゆめこの初恋物語」をたくさんの方に読んでいただいてありがとうございます。

 

この物語を書き終えてから二ヶ月後にゆめここと私はのっぽの夢を見ました。夢で天国にいるのっぽに会えたのです。その夢の中で天国にいる愛犬ラブも現れました。幸福院という神社か寺院かは定かではありませんがその幸福院の前に二人はいました。その幸福院は夢で見ただけで実際に現世に存在することを私は知りませんでした。夢の中ではその幸福院の直ぐ側に楡の木という大きな喫茶店がありました。その店の前に二人が佇んだとき、のっぽは優しく私と手を繋いでくれて、「二人の想い出の喫茶店だよ」って私に囁いてくれたのです。

そんなのっぽは私のためにプレゼントを用意してくれていました。私はその時、水色の清楚なワンピースを着ていました。のっぽはサプライズで、私にそのワンピースにとても似合うアクセサリーをプレゼントしてくれたのです 

そして場面は変わり、二人は蓮池のほとりを手を繋いで歩いていました。その時私はのっぽに伝えました。

「昔のことは途切れ途切れにしか覚えていないけれど、のっぽのことが大好きだったことだけはハッキリ覚えてるの 覚えているというのはのっぽに再会したときからのことだけどね 

でもいろいろなことがあったけれど、この年齢になってようやく幸せを掴めた だって、のっぽとこうして手を繋いでデートできるんだもの 最高だよ そして私は涙ぐみながら、のっぽちゃんのことが大好きで大好きで仕方がないの」と夢の中でのっぽに私は思いを伝えました。実際、のっぽは52才で他界したのに夢の中ののっぽは60才でした。でもその時ののっぽは自動車の運転免許証をうっかり落としていたことに気付かずにいたのです するとそこへタクシー運転手さんがのっぽに近づいてきて 「免許証を落とされてましたよ」 と親切に届けてくれました。

「貴方は60才なんですね 私も60才です」と微笑みかけてくれた 運転手さんに、のっぽは「免許証を届けてくださってありがうございました 60才になってようやく幸せを掴めました」とさりげなく言葉を返しました そこで私は夢から覚めました 長い長い夢でした。

私は今、天国ののっぽに守られているから家族のために何でも頑張れているんだなって思います。私という人間を誰が認めてくれなくても、世界にたった一人ののっぽが生きている間に私という人間を認めてくれたから今の私は生き生きと生きられるんだなって思います。そして私は今、同じ屋根の下で息子夫婦と孫と住居を別にしながら暮らしています。子どもたちが日々、私の心を優しく包んでくれているので私は何の心配もなく暮らせることを有難く思っています。少し離れたところに住んでいる娘夫婦もいろいろと私のことを気にかけてくれています。私は生まれ変わった気持ちでこれからも子どもたちに迷惑をかけないように努力して私らしく生きていきたいと思います。 

 

ゆめこの初恋物語をたくさんの方に読んでいただいてありがとうございます。 

今後は、また違った形でゆめこシリーズを公開できたらと思っています。ゆめこシリーズの物語は【ふじもとじゅんこのブログ】で公開を続けていきますので【ふじもとじゅんこのブログ】これからもよろしくお願いいたします。

現在、メルカリでは私の著書「ほっこりするね」を販売しています。ポストカード付の本なのでよかったら買ってくださいね。

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