「本当の自分」とは何かと考えたり思い悩んだりしたことはないだろうか。
一緒にいる人、環境、役割や立場、関係性によって"自分"が違うように強く感じる人も一定数いるのではないかと思う。
私はそのタイプだ。
率先して話す時もあれば、静かに冷静に話したり、聞き役に回ったりする時もある。
それだけでなく友達との関係性も、妹っぽい人もいれば、お姉ちゃんぽい人もいる。
友人によって様々だ。
敢えて人によって態度を変えているわけではない。
"自然と"そうなるのである。
だからこそ自分ってなんだろう、どんな性格なんだろう、と思ったこともあった。
しかし平野啓一郎さんの 「分人主義」という考えを知って、「自分」の捉え方が変化した。
分人主義とは 「本当の自分」は唯一存在するのではなく、対人関係や環境ごとの人格を「分人」と捉え、それは複数の人格をまとめて「本当の自分」だと捉える考え方である。
これを知って、はっとなった。
何かが偽りで何かが本当なわけではない。
それも全て自分なんだと。
これはたまたま知った概念であり、元々「本当の自分とは」と深刻に思い悩んでいたわけではないが、自分の中でしっくりきた出来事だった。
このままでいいんだと思えたことだった。