左乳房全摘手術の翌日は、ベッドからも起き上がり、病院のセブンイレブンには1日何度も行っちゃうわ、パソコンを開いて仕事は始めるわ、で、すっかり病人という雰囲気はなくなっていた。

外来の時に、A先生が「乳がんの患者さんって本当に皆さん元気でさ、回診に行っても、セブン行ってていないとかで、全然会えないんだよね〜笑」と言ってた。半分くらいはこちらを元気づけるための冗談でしょと思って聞いていたのだが、いざ手術が終わり、ベッドから起き上がれるようになると、自分もベッドでじいっとしているなんて考えられなかった(笑)

確かに、左胸から腕にかけて、痛いと言えば痛い。が、本当にそこだけで、ご飯の不自由も、トイレの不自由もなく、数年前に手術した子宮筋腫摘出の腹腔鏡手術の方が、術後はよっぽどつらかった。唯一の不自由は、2、3日の間だけ、シャワーが下半身のみで、自分で洗髪できないことくらいか。

胸から出ている管、ドレーン。傷口から出てくる血液などの液体をためておく袋がついていて、満タンになったら捨てる。この出てくる液体の色が薄くなり、量が減れば、ドレーンを抜いてもらえて問題なく退院、となるのが一般的らしい。しかし、子育てや介護が忙しいからと、ドレーンをつけたまま翌日退院しちゃう人もいる、とのこと。

事前に入院期間は?とA先生に質問した時に「だいたい一週間くらい。いいよ、好きな時に退院して。いたいなら別にいてもいいけど。」とチョーテキトーな感じで言われ、えーっ⁈と思ったけれど、確かに術後元気なので、いつまで入院していたらいいか、先生も患者も判断しかねるのだと思う。

まぁ慌てて退院する必要もないし、このドレーンが抜けないとちょっと怖いよね、と思って、今週末は病院で過ごすことにした。

ドレーン。結構、液体が身体から出てくる。