　母校の文化祭を訪れる。

　15年ぶりくらいか？　

　2007年の時は、長男が頼み込んで長野五輪金メダリストである船木和喜さん（まだ現役）を呼んだ。

　学校への通学路、大学通り。

　１kmの道のりだが真っ直ぐなのと道幅が広いので遠く感じることは一度もなかった。朝は遅刻間際のランニング、帰りは談笑と思索の道。

　一橋大学の前は、老木も縁石も60年前のそのままだ。

　我が青春の道‥

　校舎が建て替えられ、あまりの広さに迷った‥。

　最近、桐朋の知名度が俄かに高くなっている。

　世の中を感動させた卒業生代表の謝辞。

　令和ロマンのm~1グランプリ優勝

　シジュウカラの言葉を解析した鈴木准教授の影響か、生物部は長蛇の列だった。

　砂金甲子園、日本一奪還をめざす地学部は子どもより大人ばかりだ。金の輝きは大人を狂わす。

　どこの展示も驚くほど説明がしっかりしている。

　土曜日ということがあって圧倒的に小学生を連れた親子連れが多かった。中学受験の生徒募集でも、これほど確かな学校紹介はないだろう。

　運動部は剣道部と野球部を見学。

　野球部はプロ注目の森井くんが多くの大人の注目を集めていた。

　同級生のSさんと会えたのは想定内だったが、職場の卒業生が実行委員をやっており、「先生！」と声をかけてくれたのは嬉しかった。

　最近の桐朋生にはいわば博士ちゃんが多く、専門的な事柄を子どもにも大人にも流暢に説明しているのが素晴らしいと思う。自分はたまたま修学旅行委員長に押し上げられたが、今から考えるとやっぱり運命的な経験であったかもしれない。

　ちなみに、小池百合子知事に反旗を翻した日野市、大坪冬彦市長は高校の同期である。（面識ないけど‥）

　夜になって、若いOBがTwitterXで運営しているAll TOHO team 男子部がスペースでの交流をやるというので、今日の興奮もあって参加した。息子たちより年下のグループに入るのは勇気がいるが、社会人としての発信力は素晴らしく楽しい一時間だった。

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