一旦席を外して10分以上
姿を消していた一級鑑定士。
やっと戻って来て、
得意げに話し出す。
「国内で売却すると高額の
買取が出来ないのですが、
海外にいくつか取引先を
持っていまして、今確認したところ
ご満足頂ける額が
提示出来ると思います。
17万円で、いかがでしょうか?!」
国内で売却とか海外で、とか
こっちには全く関係ないから。
お店としていくらで買い取ってくれるか、
それだけ明確に言ってくれればいい。
第一最初に提示した
55,000円って何?!?!
もし何も分からないお客さんが
「それでいいです~」って言ったら
それで買い取るつもりやった?!
その後の85,000円も意味不明。
最初から15万円くらいの値段を出して
それから少し上げる。。。なら分かる。
最初の値段が低過ぎて
ここは詐欺ショップ?って
疑ってしまった。
ただ、もしここが詐欺ショップでも
18金のアクセサリーをg≒9,500円で
買い取ってくれるなら
私にとって悪い話やない。
他のお店でも聞いてみたけど、
どこもg≒8,000円台前半やったから。
でも最初の値段があまりに
低かったのが私には引っ掛かって
一旦持ち帰る事にした。
一級鑑定士はこんなに頑張ったのに。。
という顔で、未練タラタラ。
「もう少しだけならアップ出来ますけど」
とまで言う。
でもそこで「それなら。。。」というのも
一旦考えると言うのが
値段吊り上げの手段と
思われるのも嫌なので
「一度考えて決断したらまた来ます」
と伝えて帰って来た。
何かで決断で困った時、
私はトンボに、トンボは私に
詳細を話して相談する。
この時は指輪がトンボからの
プレゼントやった事もあって
一度相談しようと思った。
さて、自分のプレゼントを
お金に換えようとしてる事に
トンボはどう反応するのか?!
つづく