むかーしむかし、あるところに1人のアニメ好きの男がおったそうな。

その男は一つのアニメにおおいに感銘を受け、来る日も来る日も同じアニメを見続けたそうな。

ある日男はいてもたってもいられなくなり、そのアニメの世界に自分を引き込んでしまった。

登場人物の衣服や口癖を真似、あたかもその架空の世界が現実にあるかのように。

そうして架空の世界と現実の世界がごちゃごちゃになったある日、男は自分の世界観から現実に戻されたそうな。

現実と夢を引き離された男は現実の世界で多くの部下をもち、出世街道にのったのじゃが、漠然とその現実を受け入れられずにおった。

そして日本を揺るがしたあの日、現実に引き留めていたあるものが壊れ、男は夢の道に進むようになったそうな。


これから先の人生を憂いながらも、自分の夢を諦めきれない男の物語。
続きはまたいずれ。


ぱぱ



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