(ノンフィクション)

私は馬鹿だ。

今日、私は家族と喧嘩した。
と云うより、1人で勝手に怒ってただけかな?
でもその途中で私は、手をあげてしまった。
怖かった。自分がじぶんで無くなる感覚があった。……
それと同時に、怒ってる筈なのに涙が出た。
頬を伝う一筋の涙。
悲しくも嬉しくもない筈なのに。
何故?みんなの前で涙を晒すはめになった。
恥ずかしかった。みんなの前でなんて。
そして1番怖かったのは、私が私でなくなって家族を殺してしまおうと、考えてしまったこと。
それと父にお前は、子供だって、未熟だって言われたこと。
家族を殺してしまおうと思った時は何よりもだった。………
特に父を殺せば家だって手に入ると思った。
その為ならこの人生、この命もういらない。
死んでしまいたいと思った。
私、此処にいる意味あるのかな?
居てもいいのかな?って。
この場所を捨てて、自分だけの世界を作りたいって。
私は、みんなが怒らず、平和で笑顔の世界がいい。その為にいらない奴は、死んでしまえとおもったりもした。
要らない子。
絶対この世の中には、いる。
それに選ばれたのが、私だったんだって。
でもよく考えると、私の隣にはいつも家族がいた。私の傍でずっと成長していく処を見ていてくれた。なのに……
馬鹿だってようやく気付いたんだ、

私は馬鹿だ。