韓国のことわざ

韓国のことわざ

韓国のことわざを現役の韓国語翻訳家が紹介しているブログです。

Amebaでブログを始めよう!

 

今回は、「抱く」という意味の
「안다」(アンタ)と「품다」(プムタ)
を比較してみます。


まず、辞書を確認してみましょう。

「안다」(アンタ):他動詞

1 抱く,かかえる; 抱きしめる
2 (心に)いだく
3 (鳥が卵を)抱く

……ほか


「품다」(プムタ):他動詞

1 抱く,かかえる
2 (考えなどを)抱(いだ)く


               ※小学館朝鮮語辞典より


何かを抱くという場合、
実際に胸に抱きかかえる場合と、
心の中に思いを抱く場合がありますね。

この二つの単語は、
それぞれのケースで異なる使い方をします。


まず、実際に胸に抱きかかえる場合ですが、
「안다」は必ず腕で抱きかかかえるときに使われ、
「품다」は腕を使っていなくても使うことができます。

例えば、胸のポケットに財布などを入れているときなどです。

「안다」も比喩的に使われるときに限って
腕を用いない場合でも使われます。

例えば、二人の子供を抱えて生きていく
などのケースです。


そして、心に抱く感情の場合ですが、
「안다」は、人に対して悪い感情を抱くときには使われませんが、
「품다」は善い感情でも悪い感情でも使うことができます。



それでは、
例文を見てみましょう。


【どちらも使える例】

어머니가 아이를 안고/품고 잔다.
母が子供を抱いて寝る。


【「안다」が適切な例】

어미가 두 아이를 안고 산다.
母が二人の子供を抱えて暮らしている。


【「품다」が適切な例】

형이 나한테 노여움을 품고 있다.
兄が私に怒りを抱いている。

 

今回は、「子供」という意味の
「아이」(アイ)と「어린이」(オリニ)
を比較してみます。


まず、辞書を確認してみましょう。

「아이」(アイ):名詞

1 子供
2 自分の子供の謙譲語
3 胎児(たいじ)


「어린이」(オリニ):名詞

子供,児童


               ※小学館朝鮮語辞典より


「아이」は、
胎児から大人になる前までの未成年を指す言葉で、
韓国語で「子供」という言葉の総称になります。


一方、「어린이」は、
「幼い」を意味する「어리다」と「人」を意味する「이」の合成語で、
一般的な概念ですが、だいたい4、5歳から13歳くらいまでの
子供のことを指します。

この言葉には、
保護してあげなければならない対象だ
というニュアンスが含まれています。


ちなみに、
胎児から4、5歳くらいまでの子供は
「아기」(アギ)と言います。



それでは、
例文を見てみましょう。


【どちらも使える例】

아이들이/어린이들이 무럭무럭 자란다.
子供たちがすくすく育つ。


【「아이」が適切な例】

집사람이 아이가 서다.
妻が身ごもる。

 

今回は、「父」という意味の
「아버지」(アボヂ)と「아비」(アビ)
を比較してみます。


まず、辞書を確認してみましょう。

「아버지」(アボヂ):名詞

1 父,お父さん
2[キリスト教] 神,エホバ


「아비」(アビ):名詞

父,親父(おやじ).


               ※小学館朝鮮語辞典より


「아버지」の方は、
日本語の「父」や「父親」とほぼ
同じ意味、同じ使い方と考えてよいでしょう。

一方、「아비」は、
意味は同じでも、使い方に特徴があります。

この言葉は、
目上の人に自分の父親のことを低めて伝える言葉で
次のようなケースで使われます。

1)祖父母に対して自分の父親のことを語るとき
2)嫁が舅や姑に、子供の父親という表現を使って自分の夫のことを語るとき
※韓国では、自分の夫のことを「○○アッパ」と表現します。「○○」は子供の名前です。
3)祖父母が孫に対して、その孫の父親のことを語るとき
4)父親が自分の子供に対して自分のことを語るとき


ただ、最近の韓国では、
このような厳密な使い方はあまり主流ではなくなっているようですね。


それでは、
例文を見てみましょう。


【「아버지」が適切な例】

나의 아버지는 아주 엄하셨다.
私の父はとても厳しかった。
 ※聴き手が目上の人ではないときのみ


【「아비」が適切な例】

아비가 그렇게 말했어요.
父がそのように言いました。
 ※祖父母に対して語るときのみ