この日わたし達にとっての事件が起きた。
そうあいつが裏切ったのだった。
「優子さん私は矢場久根に通うことにしました。」
「シブヤお前正気なのか?」
「サド黙ってろ。」
「すいません。」
「理由は?」
「前田を潰したい。」
「そうかその前に私と戦ってから行け。」
「望むところだ。」
戦闘態勢に入りシブヤとの間合いを詰める。
雨が一粒地面に落ち、シブヤに構わず蹴りを放った。シブヤは体で躱すとジャブを放つそれを手でつかみシブヤを投げる。
シブヤは受け身をとって衝撃を和らげ、助走をつけてストレートを放った。放ったストレートは腹部を捉え胃の中のものが込み上げてくる感じがした。シブヤの鳩尾に掌底を入れヘッドバットを入れた。
乱れた髪をかきあげる。
「くっ…!」
「シブヤもういい。」
「まだ!」
「マジのねえ今のお前とはもうやりたくねえよ。」
私はシブヤに背を向けて四天王、サドと帰った。
