特別展 大安寺のすべて
天平のみほとけと祈り @奈良国立博物館




大安寺は何度もお参りしたことのあるお寺で
楊柳観音、不空羂索観音、聖観音、四天王は
お寺でもお会いしたことがありましたが
今回初めてお目にかかった十一面観音は
大安寺のご本尊で100年ぶりの寺外公開だそうです




頭部と両腕部は後補だそうで雰囲気が違いますが
お身体は他の仏像と同じく奈良時代に作られた木造

大安寺には奈良時代からの九軀が今に伝えられています
その中でも特に印象的なのが
表紙にもなっている楊柳観音立像




大きく口を開けて目もつり上がっていて
怒っているようなお顔
馬頭観音は憤怒相のことが多いですが
大安寺は馬頭観音より楊柳観音の方が怒ってるみたい🔥

今回の大安寺展、事前にチラシを入手できず
HPも事前チェックもしていなかったのですが
宝誌和尚立像がいらっしゃっていてビックリ!




別の展覧会でお目にかかったことがありますが
やはり何度見てもビックリする😳

宝誌さんというお坊さんの顔から
十一面観音が現れたというお話を表したお像

顔が割れて顔が出てくるって
本当に度肝抜かれる状況ですよね😂

よく見ると中から出てきた顔の額に十一面の形跡が😳




こちらは西往寺のものですが
大安寺にも同じ姿の宝誌和尚像があったそうです

そして薬師寺から休ヶ岡八幡宮の
八幡三神坐像もお出ましでした

神像って仏像とはまた違った厳かさを感じます🙏🏻

かつては東大寺や興福寺のように国が重んじた
大寺院の1つだった大安寺

これまでは長閑な雰囲気が好きでよく訪れていましたが
この展覧会で大安寺の壮大な歴史を感じることができました✨

🦌博物館の前で鹿の赤ちゃんにも会えました💗