時に神様はいたずら好きで
思いもかけないことをなさる

それは時に人を死に追い遣ることも
至福の時を与えることも

たぶんそれは試練なのだから
いたずらに
悪戯を鵜呑みにしてはいけないのだ
それは愛ではなくて恋 独りよがりの

私は絡め捕られた
縺れた糸の先に

だから解け様がない
あがけばあがくほど
縺れてゆく
雁字搦めの悲しい眼

だから眼を瞑る
開けられないんだ
自分の世界に固執する
目の前の貴方ではない人を想う

だけどやっぱり
ここへ戻って来てしまうんだ
“ふりだしにもどる”
すごろくの目はいつもそこ

貴方の瞳をみつめられない
自分の中の海を感じるだけ
深く碧く底知れず
得体の知れない蠢きを














あなたの高みには

どうあがいても登れない

だから私は遠くから

眺めるだけにする

崇拝しつつ

ただ
濃密な時を
短い時間で貪る
会わない時が
重なれば重なる程に


滴る滴は
途切れることなく
誘う
悪夢へ
逢魔が時へ


嗚呼あなたは
いつだってそうだ
私の決心を
いとも容易く挫き折る


堕ちて逝く
  あなたの掌中
 
 弄ばれ
     操られ



脆 く

   儚 く


  っ て

     散  
        
         る  ・・・





あの岩の
隙間の奥に
黄緑色に光る

あの弱々しく光る

腰を曲げ
目を凝らして
覗き込まないと
容易には見つけられない

ヒカリゴケ

そんなものに
わたしはなりたい