朧月と約束






10代 踠いてる
0か100かみたいな毎日
彼氏彼女とか友達とか先生とか
学校とかバイトとか
知り合いと呼ぶには
ちょっとくすぐった関係のあいつとか！

一瞬で舞い上がって落ち込んで
ジェットコースターすぎる感情の起伏
憧れとか夢をキラキラと名付けて魅力を感じる
自分中心 幸せについて考える
遣る瀬無さに殺されてセックス

死にたいと思った夜中の2時が嘘みたいに
放課後夕日が綺麗すぎてどうでもよくなる
昇降口の自販機で買う冬のココアは格別
元彼女元彼氏に会ってしまう
遣る瀬無さに殺されてセックス

10代のエネルギーは偉大
まだまだ発展途上 未来しかない
振り返ってる時点で前に進んでる
大人とか世間に向けた皮肉、葛藤
なんとなく恋煩い 気づけば誰かに心酔
何に期待してたのか
根拠の無い永遠を無条件に信じて愛せる
薄っぺらい大丈夫で明日からも生きれた
日常に名前を付けるなら青春でしかないと思う



10代が書いた曲の詞を見て思った
10代のライブを見た時に感じた
忘れかけてた何かを取り戻せた気がする
生き急ぐ事の難しさ 夢中になれることの大切さ
泣きたい時に涙を流したり
伝えたい事を真っ直ぐ言葉にする正直さ

今だと避けて通らない道を
何の抵抗も無く進んでくあの感じ
見た目も中身も 自分が若い感覚って抜けないけど
そう感じたから あー歳とってんなって思った

それなりの覚悟とか責任が増える
分かってるからこそ甘えたくなるし安心が欲しくなる
許す許される 傷つく傷つける 騙して騙される
いろんなことに怯えて
絶対的な保証がないと勇気があんまり出ない
20代はまだ2年目やけどそんな感じ 



春になるとなぜか
去年の今日とか今までの人生とか
すごくよく考えてしまう
出会いと別れの季節やからやと思う
(だからこんな事を急に書いてしまう)


大人になるにつれて
自分を守る為の方法も人脈も
考え方も視野も広がってくのに
となりにいる人はどんどん変わってる
そんな気がする
散々振り回された嘘も現実も
気付いたら風化してく
来て欲しくなかった明日も幸せやった昨日も
どうせ全部過ぎ去ってくし
無意識に幸せに拘る事を半ば諦めてる
春の思い出はなんかずっと切ない
無理矢理にでも前を見てないと息が詰まるな

だからこそアウトプット
人に会ったり 仕事に励んだり
隙間がないくらい むしろ嵩張るくらい
いっぱいまで詰め込んで
これからのことをたくさん考える 前を向く



去年より、昨日より、今日より明日が
幸せやなーって思えるくらいの自分になって
あー頑張ろうって毎年、
勝手に交わす朧月との約束。









春風が気持ち良くて懐かしい気持ちになった。