【メロキュンプレゼンツ!!《ハッピー♡プレゼント!!》】 


蓮誕、5-3で収まると思ったけど無理でした、、、





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『それでですね、、、、 お話は変わるのですが』




と、最上さんからの話題の方向転換になにが出てくるのか、、、、

しばらく邪魔が入る心配はないとはいえビックリ箱のような彼女の言動はいつも、思いもよらぬところに着地するため予測はとても難しい。





だから、今日は、、、、、




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「あ、、、、の、、、、 昨年末のパーティー以降、、、 いえ、一昨年のグレイトフルパーティーも含めまして幾度もお会いしているにも関わらず今更と思われることは重々承知しておりますが、、、、、 」


眼の前には耳まで赤く染めて俯き、胸のまえで両手をかたく握りしめて懸命に言葉を紡ごうとするキョーコの姿。

その左手には今日まで見つけることが叶わずにいた指輪が薬指で輝いている。



「、、、、、、、、バレちゃったかな? 」



プリンセスローザと指輪の出処、、、、

去年、キョーコのバースデーのとき交わした会話。


蓮が呟いた一言に、キョーコは勢い良く顔をあげた。


「それでも、、、、 つけてくれたんだ、、、、? 」


「え、あ、、、あの、、、」


また、すぐに俯いてしまったキョーコに気取られないように、そっと立ち上がると蓮はゆっくりその距離を縮めていった。


手を伸ばせば触れられるところで立ち止まり、キョーコの左手を掬い上げると指先でスルリ、とリングを撫でた。

(この子が子供の頃に過ごしてきた環境を知った上でサンタクロースをネタにした時点で欲がなかったって言えば嘘になるしな、、、 )


信じていれば一昨年と同じ、信じていなければ指輪の贈り主とプリンセスローザがつながる可能性は多分に考えられる。

そして、キョーコの様子はそれが後者であると蓮に確信をもたらし、身につけてくれることに背中を押された。









「あ、は、はい、、、、っ いえ、その、、、 あ、りがとうございました。不肖の後輩にこのようなこ、、、、、 」
(って、モー子さんから高価とか言っちゃダメって言われたんだったわっっ!! )


セリフがプツリと途切れてしまいキョーコは続く言葉を探すように視線を彷徨わせた。


「やっぱり、、、、 最上さんにとても良く似合うね」


不自然に黙りこんでしまったその様子に態と気づかないふりをして蓮は捉えたままの左手を持ち上げると指輪の端に軽く唇を押し付けた。


近距離から伝わる声に驚いて顔をあげていたキョーコは薬指から伝わる柔らかい感触と目の前でそこに唇を押し当てている蓮の姿に一気に頭に血が上る。

「っつ!! 敦賀さんっ、なにをしてるんですかぁぁ~~~~っ!!?? 」


「、、、、ごめんね? 、、、、嬉しくて、つい、、、 」


ボンッ! と更に発火の度合いを増しキョーコは後ずさるが、その手を捉えたままの蓮も合わせて足を踏み込んでいく。


「つ、ついって、、、、 そんなの理由に、、、、 」


「ねぇ、最上さん? 」


抗議の声を遮り後ろに下がり続けるキョーコと同じ幅だけ蓮はまえに足を進めていく。


「君も、左手の薬指に着ける指輪の意味は知ってるよね、、、、? 」


「え、、、、 あの、、、 そ、れは、、、、 」


「この指輪の贈り主を知った上で身につけてくれたことが、俺にくれる返事だと思っていいよね」


「い、いえ、、、 あの、、、 これは、モ、、、、 」

(っっ!! 待って! 待つのよ、キョーコっ!! ここで、モー子さんとの賭けのためにつけました、なんて言ったら、、、、 『人の反応で賭けをするなんて、、、』とか軽蔑されて大魔王降臨すっ飛ばして間違いなく『二度と俺の前に姿を見せないでくれ、、、 』に直行しちゃうじゃないっっ!! )


「 ん? 」


(ヒィィィぃ! え、えせしんしえがおぉぉっっ!? )

「あ、あの、、、、っ その件につきましてはですね、、、、 」


(どどどどどしうたらいいのぉぉ~~(泣) 指輪をつけた経緯は言えないし、着けたくなかった理由はもっと言えないし~~っ(号泣))




~go to next~
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家主の独り言、、、、

バレキス、暴走者No2 蓮さんが豹変なさいました。

(後ろ向き(ヘタれ))→(暴走)は我が家で偶に発生するパターンのような気がします(そうでもないかな?)


しかし、蓮さんとキョコさんのベクトルが真逆を向いてますのことよ~