知的障がいのちに自閉症と診断されたびぃくんの発達の記録をかいています。

 

特別支援学校に中等部、高等部と過ごし、さて、その後は・・・心配ですよね。

びぃくんは高等部に進級するときに一般就労コースというクラスになりました。とはいっても、中学校3年生ぐらいのころに、軽度知的障がいB2判定から中度のB1判定になり、この時点で7歳児ぐらいの知能です・・・といわれていたびぃくんが、就労なんて・・・。このクラスには中学校は地元の中学校に通いおそらく支援学級だったのでしょうか。高校から特別支援学校に入学してきたお子さんが沢山いました。学校も人数の関係もあるでしょうから、びぃくんは就労コースにぎりぎり入ってしまったのだろうと思われますが。。。

さて、卒業後の進路はさまざまです。

花一般企業の障がい者雇用枠での就職

スター就労支援A型(雇用契約を結び、給料がでる)

花就労支援B型(雇用契約を結ばない、給料はわずかだがでる)

スター就労移行支援(就労に向け作業を行いながらトレーニング。給料は発生しない)

花社会福祉施設入所または通所(生活上の介助、介護をおこなう)

 

みたいな感じです。

進学する方もいますね。まずは実習に参加します。

びぃくんは中学のときにB型の実習をしました。やることはA型や就労移行支援の作業と変わりはありませんが、特に厳しさをかんじることなく、ほのぼのと参加することができました。甥っ子の重度のダウン症のお子さんもB型に現在通っています。

高校生になって、一般企業の実習に参加しました。一つ目は公園の掃除の仕事です。びぃくんには難しかった。。。

きれいに掃除をする・・・そもそもこれができない。

2つ目は介護用品を取り扱う企業で、健常者と共に働くといった環境です。障がい者のかたはフロアの真ん中のテーブルで黙々と袋に注射器のようなものを10本づつ入れたり、おむつをいれたり、段ボールに商品を詰めたりの軽作業をします。

私にはとても異様な光景にみえて、そして厳しさもあります。サポートもそこまで手厚くありません。

びぃくんもかなり疲れ果てていました。

次に就労移行支援の実習にいきました。就労を目的にするのですから、事細かなチェックがありました。マナーから身だしなみ、言葉遣い、時間を守るなど。作業が丁寧にできるかなど・・・

びぃくんは軽作業は割とできるほうだったので、特に一般就労を目指していなければ、ここは違うかなと思いました。

そして、最後にいった実習が、A型です。

やることは軽作業で、シールを剝がしたり、貼ったり。部品を外したり、広告の差し込み。スタッフもたくさんいてしっかりみてくれます。実習先からもぜひびぃくんに来ていただきたいとのお声がかかりました。

実習先を選ぶポイントは、その場所に通えるか。募集枠があるか。とても大事です。募集枠がなければ今は空きがないんですよね。。。で終わってしまいます。

そしてびぃくんは卒業後晴れて、A型に就職が決まり、毎日10時から3時半まで、1時間当たり最低賃金が支払われるので、毎月8万ほどの収入があります。

それにくわえ、障がい年金が20歳からもらえるので、(2級で毎月65000円程度)十分な収入です。

びぃくんやっと親孝行してくれたなぁと過去を振り返りながらも、一人しみじみしております。

びぃくん、22歳。仕事も順調でスタッフの方からもとてもかわいがってもらい、良い環境で仕事ができていることに

感謝感謝の毎日です。

 

                      ~おしまい~