先日、ライトの元へ
五頭龍さんが訪ねてきたそうです。
『龍の子育てを任せたい』
そう言われたそうなのです。
これってとてもすごいこと。
光栄なこと。
けれど、この龍の子育ては
簡単なものではなく…
戦地に赴く龍を育てるもの。
いつ噴火してもおかしくない状態の富士山。
実は今、たくさんの龍達が富士山で戦い、
富士山の噴火を防いでいます。
富士山に向かい、戦い、
力を使い果たして
ボロボロになっています。
人間には見えないけれど、
日本を護るために、
見えない存在が戦ってくれています。
空を見上げると、
矢が刺さって怪我をした龍、
ちぎれて瀕死な状態の龍。
消えてなくなりそうな龍。
たくさんの弱った龍を見かけます。
大きな龍もいますが、
中には、ライトの光龍(ライリュウ)より
小さな龍さんもいます。
ライトは富士山に赴く、
戦うための龍を育てるよう言われているのです。
私には光龍さんの姿は
時々しか視えないけれど、
ライトがどれだけ大切に育てていたか。
それだけは知っています。
遊んだかと思えば、
龍さんにご飯取られて怒ったり、
一緒に寝て、龍さんに上に乗られて
ちょっと苦しそうにしてる時もあったり。
『ライトの龍さんなの!
ライトが龍さん大好きって言い続けたから
龍さん認めてくれた!』
とっても嬉しそうにしていました。
光龍さんは、室生龍穴神社の龍神が
ライトに授けてくれた龍さんだから。
戦地に赴くことはないとは思う。
でも、ライトは、
光龍さんまで戦いに駆り出されるんじゃないかって不安がっていました。
それに、ライトは
光龍さんに愛情を注いできたのと同じように
他の龍さんも育てると思います。
昨日、ご飯を取られて叱ってる姿。
一緒に寝る姿。
光龍さんの時と全く同じ。
今回の龍さんは、
光龍さんより少し寝相が悪くて、
尾がライトの体にずしっと乗っかっていて、
ライトも少し重そうでした。
いつか戦地に向かうために見送る龍。
情が湧いてしまえば見送る時、
怪我した時辛くなる。
けれど、愛情を持って接しなければ
龍神達に任された意味がなくなる。
辛いんだと思います。
ずっと私の膝の上に乗ってきて。
夜も頭をくっつけて寝て。
泣きそうな心をグッと我慢していました。
私が変わることは出来ないだろうか?
そう思っても、
『ママには違うお役目があるでしょう』
『ママには他にやることがあるから』
繰り返し言われるばかり。
私がライトにできることは、
ライトが辛くなった時、
たくさんの愛で包んであげることだけ。
そして…
私は私のやることを…
って何をすべきなのか全然わかりません!
それなのに、
昨夜(日付は今日ですが)
深夜2時頃寝苦しくて目を覚ますと、
猫の妖怪がものすっごい形相で
怒ってるのが視えて。
あー私の結界じゃ弱かったかー。
なんてぼーっと考えてたら、
『もう時間がないのに
何をやっておるのじゃ!
何もできん阿呆なら
その喉元掻っ切るぞ!』
今にも飛びかかってきそうな勢いで言われました。
いや、多分、
飛びかかろうとしてたのでしょう。
寸前のところで、
私を護ってくれる存在が視えて、
その妖怪を家から追い出し、
結界をはり直してくれました。
結界をはってくれてたから
晴明さんかと思ったけれど、
眩いくらいの光で
長い髪の男性だったから、
違う気がします。
ライトは視てるだろうから、
あとで聞いてみよう。
(聞くのはぽんちゃんだけど)
その光に包まれて、
安心して朝までぐっすり
目が覚めた時に、
寝坊した!?と飛び起きるほどに。
実際はいつもより早い時間でした。
ライトは龍の子育てという大役を任され、
タルはタルで何もしてないようでいて、
『早く寝よー。
ターたん、早く寝て
神様のところ行くってお約束してるの。
あ、言っちゃった…』
タルなりに頑張っているようです。
ライトやタルのように
動物達も頑張っています。
龍のように視えない存在も頑張っています。
だから、私達人間も。
祈ること。
備えること。
地球の環境を守ること。
自然を守ること。
人や動物に思いやりを持って接すること。
陰口、悪口、批判を言わないこと。
妬みや憎しみといった感情を持たないこと。
そして何よりも諦めないこと。
私達は私達なりに、
地球のためにできることはなにか考えて、
毎日を過ごしていきましょう。
神様は人間が大好きなんですから。
今日仕事から帰ってきたら…
龍が増えていました。
今、私の頭の上にも乗ってる…。
龍神はいったい、
ライトにどれだけの龍を
育てさせようとしているのやら。
ライトもタルも頑張ってるし、
私も頑張らねば!
(と言いつつ
何したらいいのかまだわからない💦)