ライトは晴明さんの式神時代、

晴明さんから

「古事記は読めるようになりなさい」

そう言われたそうです。



文字を覚え、

少しずつではあるけれど、

がんばって読んだそうです。

『全部ではないけど、

読んだところならわかるよ』

そう話していました。





平安時代は平仮名もありますが、

まだまだ女性文字とされていた時代。

草書体で書かれた本も多く、

まさかそんな文字を読んでいたのだろうか?

万葉仮名とか読めたりする!?

と疑問になりました。



「ライトが読んでたのって、漢字?

ミミズが這ったような字だったりする?」



『ひらがなだよ。

女文字って言われてる字。

字は晴明さんに教えてもらった。

ミミズが這ったような字は読めない。

普通の文字だよ』



『ライト

“あ・な・う・れ・し・や”

って書けるよ。

ママが「あなうれしや」って

よく言ってたから

書けるように練習した』



前世の記憶として、

文字は書けていたでしょうが、

今はさすがに書けないと思うけどなぁ…。



あの頃できていたことは、

今もできると思っているライトが可愛い。

親バカな飼い主なのでした。