「いただきます」と「ごちそうさま」

最近、マナーとしていろいろ言われていますね。



作ってくれてる人がいる時だけ

「いただきます」というとか…


「頂戴します」というのがマナーだとか…


大きな声で「ごちそうさま」って言うの

マナーとしておかしいとか…




本来は、

「いただきます」は、

命を頂くという意味で、

神様への言葉。



神様が食べ物として与えてくれた

“命”をいただくのです。



動物や魚に限らず、

お野菜であっても、

植物の“命”



生薬として使われる鉱物であっても、

石の命。



日本は八百万の神様がいて、

すべてに命が宿ると考えます。

その“命”をいただくから、

「いただきます」なのです。



そして、

食べ終わった後は、

「ごちそうさま」

もしくは

「ごちそうさまでした」



これは、

“ご馳走を頂きました”という意味で、

やはり神様への言葉。



また、

お箸も、

結界の意味があります。



食事の前に横向きに置き、

神聖な自然界と、

現実世界を分けます。



箸は橋です。

食べる時に箸を取り、

結界が解かれることにより、

自然界の恵みをいただく橋渡しとなる神器。

食事をするということが、

神様と繋がる行為なのです。



日本は古くから、

神様への言葉を大切にしてきました。

誤ったマナーに惑わされることなく、

日本人として、

神様への言葉を大切に、

食前食後の言葉を伝えてください。