鏡開きの日にちは過ぎてしまったので、
鏡餅はもう食べてしまった、
という方もいるかと思います。
すっかり失念しておりまして、
鏡開き前にお伝えできず申し訳ありません。
お正月の鏡餅、
神社での撤下品、
どちらも神様からのお下がりとなります。
ご自宅でお供えした鏡餅。
玄関なら玄関の神様。
台所なら竈の神様。
神棚以外でもそれぞれの場所の神様へのお供物。
すべて神様へのお供物なので、
神様の力の入ったもの。
少し食べ方を気にして召し上がっていただくと
より良いかと思います。
鏡餅は食べちゃったよ、という方も、
2月には節分で撒かれたお餅をいただく
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
最近は少なくなったかもしれませんが、
家を建てる時に上棟式を行い、
お餅を撒く習慣の残ってる地域もあるかと思います。
その時のお餅も同様とお考えください。
神様からの撤下品のお餅は、
焼かずに、油で揚げて揚げ餅にするか、
煮て食べると良いと言われます。
焼くと火事を連想するということで、
焼かずに食べる方がいいと言われています。
鏡餅は、最近はパックに入っていたりもしますが、
お餅屋さんで買ったり、
ご自宅でつくという方は、
召し上がる時にはお餅は硬くなっているかと思います。
お餅をお湯につけて柔らかくして手でちぎるので、
焼くのには不向きというのも、
“焼かない”と言われるようになった理由の一つです。
かたくなったお餅は、
お湯につけなかったとしても、
切るのではなく、割って食べます。
切ると、縁を切ってしまうということで、
たとえ包丁で切っても“割る”と言ってください。
神様からのお下がりのお餅は、
いろいろな方法で、
神様のお力を美味しく頂いて、
ご自身の活力としてくださいね。
焼くと言うのがいけなければ、
トースターで膨らませる、
と言えば、逆に、夢が膨らみそうですね。
神様は言葉遊びが好きなので、
“ものは言いよう”で、
好きな食べ方で美味しく召し上がってください。
うちの娘は子供の頃、
神社でお供えした↑の画像にあるお餅を
私が毎月頂いていたので、
ふと気づくとそのままかじってました