私にとって、

結婚も離婚も、

必ず通るべき運命だったと思うことがあります。



たらればなんて考えても仕方ないのですが、

後悔しているとかではなく、

結婚していなければ…

離婚していなければ…

どうなっていたんだろう?



考えたことはあります。



それでも、どう考えても、

結婚しなかった運命は考えられないし、

離婚しなかった運命も考えられないんですよね。

どっちも必然だった。

そう思います。



結婚しなければ、

娘たちに出逢っていない。



そして、

離婚していなければ、

ライトに出逢っていない。



タルにいたっては、

結婚して子供産んで、

離婚したから出逢ってる。



どの道が欠けてても、

当然のことながら今の私はいない。



元夫は犬…というか、

動物が嫌いでした。

長女も動物嫌いでしたし、

その頃は動物を飼う生活は二度と来ないだろう。

そう思っていました。



ライトは、

『ライトにも父親を選ぶ権利はある!

ねぇね達のパパのところには産まれたくなかったの』

そう言っていたので、

人間として産まれてくることもなかったでしょう。



娘達と家を出て、

長女が、ぽんちゃんとこのまめちゃんと触れ合って

犬が平気になりました。



そして飼ったのがライト。

離婚していなければ出逢うことのなかった子です。



離婚すると決めて、

家族と内宮に行った時、

参拝中に御帳がふわっとあがりました。



神様に応援してもらえてる。

そう思えたので、

前に進むことができました。



離婚の際、

すんなり離婚できず、

娘達を連れて家を飛び出しているのですが、

神様の後押しがあったからうまくいった。

そう思う出来事がありました。



引越し業者さんに来てもらい、

家を出ると決めていたその日の朝、

家を出る元夫が

「明日休み取ったから」

そう言って出かけていきました。



1日ズレていたら

家を出ることが出来なくなっていました。



元夫に休みを取らせたのは、

離婚させたくなかった元夫のご先祖様。

私はそう思っています。

もしかしたら、

私のほうの実家のご先祖様の力も

働いていたかもしれません。



家を飛び出すのは、

実家にも秘密だったから。

実家とも縁を切るつもりで出ていたから。



今は実家の父とは和解しているので、

実家に帰ったりはしています。



それでも、離婚したいと話した時は、

誰にも理解してもらえず、

父親には、

「子供達はどうするんだ!

そんなに別れたいならお前が◯ねばいい」

そう言われ、精神病院に連れて行かれました。

心のクリニックとかではなく、

精神病院です。



私が見えない存在や

前世が視えるようになった時期とも重なっているので、

それもあったとは思いますが。

その時のことがあるので、

今も視えることは実家では話しません。



その点は、

元夫のほうが理解あったかもしれません。

元夫の同僚の奥様に視える方がいらっしゃり、

その方と縁を繋いでくれたので。

(家を出る時にその方とも縁は切れています)



そんな状況の中、

私は娘達を連れて家を飛び出しました。

長女は2週間ほど学校を休むことになりましたが、

あの時のことを後悔したことは一度もありません。



今は元夫は再婚し幸せに暮らしていますし、

娘達も連絡を取ってはいるようです。

DVとかがあったわけではありませんし、

もっと方法があったのでは?

そう思われるかもしれません。



ですが、

私にはそれ以外の方法はなかったですし、

とにかく必死でした。



捜索願いも出されましたし、

役所の手続きも、

学校の手続きも、

すべて運が味方してくれました。



実家の親から離れられず苦しんでいる方、

離婚したくてもできなくて苦しんでいる方、

それぞれ辛い思いをしている方は

たくさんいると思います。



以前、子供の頃の猥褻行為とか、

いじめの話は書きましたが、

大人になってからの話は書いてきませんでした。

それは父や元夫を責めたいわけではなかったから。

ですが、苦しんでいる方のお力になれるようなら、

書いていこうと思います。



私は、結婚して子供を産んで、

離婚したから今がある。

娘達とライトとタルとの生活、

そしてぽんちゃんとの出逢いがある。



過去があるからこそ今がある。

どんなことがあろうとも、

過去を後悔したことはないし、

これからも後悔することはありません。



その過去が今の私を作っているから…。



苦しい想いはたくさんしてきたけれど、

すべての出来事に感謝できるようになりました。



今の私は、

そういう苦しかったことすべてを飲み込んで、

神職として神様に向き合えるようになり、

祈りを捧げられるようになりました。



すべては今の私を作るため…。