神様は信じるからこそそこに存在するのです。
逆に言えば、信じなければ、
神社であっても、そこには存在しません。
少し語弊がありましたね。
存在しないのではなく、
見えない存在が視える人であっても、
信じなければ視えません。
神様は姿を現してくれません。
力のある昔から大切にされている神社にも関わらず、
「神様はいません」
と言われている神社は、
その人を相手に姿を現す気がなく、
視えないように隠れていた可能性があります。
伊勢神宮の内宮や、
東京大神宮なんかは、
「神様がいない」とか、
他の神社の方が強いとか
そんなことを言われることがあります。
それはつまり、
いないとおっしゃる方には
内宮の神様や、
東京大神宮の神様が
姿を現していないということです。
何度か書いていますが、
人の想いが神様のご神威を強くします。
なので、古くから信仰のある神社に
神様がいないわけないんです。
一生に一度は行きたいお伊勢参り
と言われていた内宮なんかは、
神様の力が弱いわけないのです。
「内宮より外宮の方が神様の力が強い」
それは、内宮の神様に力をいただけなかったということ。
もし、それを言ってる人がいれば、
その人は、内宮の神様に認めてもらえなかった。
ということを堂々と話しているってことなのです。
内宮の神様は、あたたかく強い力を持った神様です。
東京大神宮の神様は、自分がふらふらになっても
人の願いを叶えてあげたいという優しい神様です。
内宮も東京大神宮も
『天照大御神を祀る』神社ですが、
性格は違います。
天照大御神のいる神社で伝えたことは、
他の神社の天照大御神にも共有されますし、
同じ神様として接していただいて大丈夫です。
ですが、神様の魂を勧請すると、
本家と分家のような違いは出ますので、
神様の性格は多少変わります。
性格が違っていても同じ神様なので、
同じ神様として、信仰してくださいね。
私は先日、
自分の神社の大物主様を拗ねさせて、
他の神社の大物主様に
ご機嫌を直してもらいに伺いました。
それでも機嫌は直ります。
違うけれど同じ、なんです。
難しく考えるとややこしくなるかと思いますが、
『そこにいる』と思って、
御祭神とされる神様にむかってお参りしてください。
神様は、信じる人の元に存在します。