話ができる犬が面白かったのか、

“はるちゃん”はタルのことが気に入ったんでしょう。


以前書いたことがありますが、

昔の貴族や戦国武将は

気位が高いから簡単に出てきてくれませんし、

話をしてもくれません。


それなのに、

こんなにタルと仲良くしてくれるなんて…。

武田信玄、一気に好きにな……


好感持ったなんて口が裂けても言いたくないえー


上杉謙信が好きで、

武田信玄は敵だと思っている

偏った見方をしている薄明が書いてます笑い泣き



はるちゃんから、

善光寺に行くように言われたタル。

これ…行かなきゃ怒られる気がする…。

タルにも怒られるけれど、

信玄公にすごい顔で睨みつけられるのが想像できます。



信玄公どころか、家臣に

『御屋形様が勧めてくださっているのに

行かぬとは不届き千万!!』

抜刀される絵が浮かびます。



怖いから従っておこう。

そう思い、

特に予定も決まっていなかったので

善光寺に行くことにしました。



武田神社から甲斐善光寺までのルート。

どうやら通常ルートとは違う道で行ったようです。

県道31号から県道6号を通るのが

簡単な気がしますが、

この時はナビが山道ルートを出してきました。

山道ルートでなければ、

武田信玄公のお墓は通ることもなく、

寄ることもなかったでしょう。



タル曰く

『はるちゃんもくるまのってた』

らしいので、

“はるちゃん”が決めたルートな気がします。

(霊体はナビのような電波系は動かすの得意)



武田信玄公のお墓はとても狭い道にあり、

特に車を停められる場所はありませんでした。

お墓の前が教育指導研修センターの駐車場になっていたので、そこに駐車させていただきました。

置いて良い場所なのかわからなかったので、

私とライトとタルは車に残り、

ぽんちゃんにだけ行ってきてもらいました。



後から知ったのは、

タルも本当は行きたかった、ということ。

『ターたんもいきちゃかった。

はるちゃんがねてるんでちょ。

ターたんもおまいりちたかったな。

でもママがいかにゃいにゃらいいや

ってまちゅことにちたの』

(タルも行きたかったけれど、

ママが行かないから車で待つことにした)


ごめんよー、タル。

さすがにこんなに怖がるライト連れて行けないし、

ママも怖……ぇあせる



ぽんちゃんだけがお墓参りを済ませ、

今度こそ善光寺へ。

信号のないくねくねとした山道を走り、

やっと信号と思ったら善光寺の真後ろでした。

県道119号線、人通りがない分、

安全に行けるかもしれません。




《甲斐善光寺(甲州善光寺)》



ここでは、ライトとタルはペットカートで移動。

金堂はさすがに連れていけないので、

ぽんちゃんと私で交代でお参りしました。





カートに乗せたまま少し離れても

2匹とも平気そう。

ライトは善光寺でも若干怖がっていましたが、

武田神社よりは落ち着いていました。





お稲荷さん。

こちらは、お寺なので当然なのですが、

荼枳尼天が祀られています。


ライト

『荼枳尼天さんいたよ。怖かったー!

“何しに来た”って聞かれたから

“お参りにきました”ってこたえたの』



ライトに聞いたところ、

ライトは荼枳尼天にしか会ってないそうです。

神社は境内に入れば神様とお話できますが、

仏像は仏像の前でしかお話しできない、

とのことです。

ライトは本殿である金堂には入っていないため、

仏像とはお話できていないのでした。



タル

『じぇんこうじは

はるちゃんがゆうちちたっちぇいっちぇちゃ』

(善光寺ははるちゃんが誘致したって言ってた)


ライト

『向こう(武田神社)よりは

家臣も少なかったから平気だったけど、

それでも武士こぇーよ。

テレビの武士はもっとぽやぽやしてるから

怖くないって思ってたけど、

武士こぇーーーー!!!!』