神社には、同じ名前の神様が全国各地さまざまな場所で祀られています。

多くの神社が、その神社の由緒書きとして、

『◯◯神社から勧請した』

『◯◯神社から分祀した』

などと書かれています。





勧請や分祀。

以前の私は、

同じ名前の神様だから、

その神様そのものが分身してて、

一柱なのだから思考も何もかも同じ、

そう思っていました。



ですが、多くの神社を巡り、

自分で存在も感じるようにもなり、

同じ名前の神様でも性格が違うことがある、

なぜだろう?

そう疑問に思うようになりました。



そこでライトに言われたのが、

同じ神様は本家と分家。

違う神様は遠縁。

ということでした。



自分なりの解釈するのに時間がかかりましたが、

ふと…

(古い話で申し訳ないのですが)

パーマンのコピーロボットってさ、

性格は微妙にちょっと違ったような?

そして、私の大好きなマンガ

『ときめきトゥナイト』

蘭世が鏡から出したコピー達は性格は全然違う。

鏡の国の人物も性格が違います。

漫画と一緒にするな、って感じですが、

漫画を例えにして考えて、

全く同じにはならないのかも、と思ったのです。



人間だって、兄弟で違う。

双子、もっと言えば、一卵性双生児だって顔はそっくりでも性格は違う。



全く同じ人がいたとして、

元は同じでも多分、育った環境が違えば違う性格になるだろうと思う。



神様の分祀って、

神様の子供を祀るようなもんじゃないかな、と。



そう考えていくと、

何百年、何千年と別の場所で過ごしてたら

性格なんて変わるよね。

そう思えたのです。



何百年と、別の場所で過ごしてるわけです。

もう違う人格(神格)です。

まぁ、根っこの部分は同じでしょうが。



分祀された神様は、

大元の神様の子供だとして、

親は子供の話聞いてたら、

子供の元に通ってくる人や家族みたいな存在のことも可愛く見えてくる。

その上で、自分の元にも『神様ぁー!』って来てくれたら嬉しいと思います。



私だって、

娘の話聞いてたら、娘の友達には愛着が湧きます。

ましてや、その娘の友達が、

『◯◯のママー!』と来てくれたら、

可愛いですもん。

それと同じなんだろうなーと思い至ったわけです。



これで、ライトの言う、

同じ名前の神様の『本家と分家のようなもの』

この話を私なりにクリアにしていきました。



さて、あとは遠縁。

この話もまた後日書きたいと思います。