徒然棚は、点前を始める前の壮り付けの時から勝負が始まっています[みんな:01]
棗を「袋棚」と呼ぶ上段部分に置きますが、ここに付いた小さな襖の開閉にも作法がありました。

☆襖の裏を客に見せない。
つまり、左襖の裏側は客から見えてしまうため、ここを見せないように、開ける時には左襖から、閉める時には右襖から閉める。

★右手で棗を半月持ちし、左手で左襖を開ける。棗を左手に持ち替え、右手で右襖を同様に開ける。
再び棗を右手に持ち直して、棚の中に置き、右手で右の、左手で左の襖を閉める。
左右共に、摘みを摘まんで開閉すること。