亜麻仁油の歴史 | がん副作用に負けない!!輝く女性の健康知恵袋!!

亜麻仁油の歴史

みなさん、「亜麻仁油」というものをご存知ですかはてなマーク


正式名称は「アマニン油」ですが、一般的には「アマニ油」と

呼ばれることが多いです。



亜麻仁油は、前回書いていました、人の体に必要不可欠な「オメガ3」

豊富に含んでいるバランスのとれた油のことです。




日本では最近の健康ブームで一躍有名になった油ですが、

実はその歴史はとても古いのです。




亜麻仁油は、「アマ」という植物の種から抽出された油のことで、

原産は欧州の地中海地方の植物で、人類が初めて栽培した植物の

ひとつと言われています。




古くは、石器時代にスイスの湖畔に棲んでいた古代人が、

その繊維分と種子を利用していたとの記録が残っています。


紀元前7000年代にはトルコやシリアで、また紀元前5000年代には

エジプト人も栽培し、ミイラを包む布地に利用していました。




「アマ」には、非常に強度の強い繊維が含まれていたので、

古くは「船の帆」にも使われていました。つまり、もともとは

油を取る目的ではなく、強い繊維を目的としてアマが重宝されてきたのですえ゛!




その後、アマの種から上質な亜麻仁油がとれることが

知られるようになると、食用として利用されるようになりました。


西暦800年代のフランスのシャルルマーニ大帝は「臣民はアマニをとるべし」と、

その健康上の価値を認め法令化しています。




中世および近世には亜麻仁の栽培は欧州全域に広まり、

北米には17世紀に伝播し、1617年にカナダに広まり、

1753年には米国で商業栽培が始まったと記録されています。




日本でも北海道や山間部で栽培されていた歴史があり、

北海道では現在も栽培されていますきらきら!!

亜麻仁の栽培は、寒冷地に適しており、現在、北米、特にカナダは

世界の生産量の3分の1から半分を担う、最大の輸出国
となっています。



南半球ではオーストラリア・ニュージーランド等が生産国です。




亜麻仁油は水分と混ざる性質があり、ケーキを作るときに卵の代わりに

使えるので、卵アレルギーであっても食べられますし、

ベジタリアンの人にも向いています。




ですので、ヨーロッパでは、卵が高級品であった頃には、

代わりに亜麻仁油でケーキを作っていたそうです。




亜麻仁油はとても昔から人々に様々なカタチで親しまれてきた油

だということがわかりますねビックリマーク





次回は亜麻仁油の効果(アトピー編)についてお伝えしていきますキラキラ