1月5日
いよいよタスマニア観光のハイライト!として楽しみにしていた世界遺産「クレイドル山国立公園」へ。
正式名称は「クレイドル山-セント・クレア湖国立公園」(Cradle Mountain-Lake St Clair National Park)です。
タスマニア観光といえばここ!というくらい有名な観光地です。
前回タスマニアを訪れた際にもここでたくさんハイキングをしました。
前日クルーズをしたストローンからは車で2時間ほどです。
ストローンを出発後、まずは車ですぐのところにある、「ヘンティ・デューンズ」(Henty Dunes)という大きな砂丘に寄りました。
前回訪れた際にはサンドボードで砂丘を滑り降りるアトラクション体験をしました。
とても楽しいのですが、その後は滑り降りたその丘をまた登らなければならないのが地獄です
砂に足を取られて3歩進んで2歩下がる感がすごくてキツいです
あれからだいぶ年月を重ねたPanda。。
今回はそれを楽しむ気力はないので砂丘を下から眺めるだけにしておきました。
クレイドルマウンテンのビジターセンターに到着。
入場料はほかの国立公園でホリデーパスを購入しているので不要ですが、ここでシャトルバスのチケットを購入します。
このチケットを運転手さんに提示することでシャトルバスが乗り放題になります。
クレイドルマウンテンはマイカー規制されていて、決められた区間内はこのシャトルバスで移動します。
バスの運行時間以外は一部マイカーで入れるところもありますが、駐車場がいっぱいだとゲートが開かないようになっているそうです。
バスはビジターセンター前に停留所があるのですが、私たちはそこから徒歩すぐのところのホテルに宿泊したのでとても便利でした。
この日も独立したキャビンタイプのホテルで、小さな山小屋のようなかわいいお部屋でした。
薪ストーブもあります!
このあたりもお店はなく、食事をするには自炊するか、近くのホテルのレストランに行くしかありません。
ホテルのレストランはかなり高額なようなので、今回もスーパーの冷凍食品のお世話になりました
キッチンがついているので自炊しようかなと考えたものの、調味料を用意するのは大変なのでやめておきました。
事前にホテルにオイルなど調味料があるか問い合わせると、
「特に置いていないが、必要だったらレセプションで言ってくれたら少し分けるよ」
と返事をいただいたのですが、それは何となく申し訳ないのでもうまた冷凍でいいや!となりました。
次回同じような機会があったら、多少の調味料を用意していこうと思います。
お醤油は持って行ったのですが一度も使いませんでした。。どちらかというと塩コショウやオイルのほうが便利そうです。
チェックインにレセプションへ行くと、受付の方はとても親切でフレンドリーな女性でした。
問い合わせも把握してくれていて、
「オイル分けてあげようか??」
と聞いてくれました。
日本語を学校で勉強したそうで、「こんにちは」など知っている日本語をいくつか披露してくれました。
「完璧!」と言うと本当にうれしそうにしてくれました。かわいい。。
オーストラリアは学校で日本語の授業があるところが多く、日本人だとわかるとどや顔で日本語を披露してくれる方が多い印象です(笑)
オーストラリア一周の旅の時にはどこへ行っても何故か
「日本語で1~10まで数えられるよ!」
という方に多数お会いしました。。
部屋のみならずシャワールームに至るまで男女兼用というすごいユースホステルに宿泊したときには、洗面所で歯を磨いていたらバスタオルを巻いただけの若い男性がうしろのシャワーから登場。
「ぼく、日本語で~」が始まり、10数える前にとりあえず何か着たら??と言いたくなった楽しい思い出もあります。
いつも10数える発表をされた時には
「すごいわ~!発音も完ぺき!!」
と必ず言うようにしていました。
それを伝えた時の笑顔がみんな子どものようにかわいくて大好きでした。
チェックイン後、早速ハイキングへ出かけます。
クレイドルマウンテンには数多くのハイキングコースが設けられています。
中には6日間かかるというすごいコースも。。
この日はまず「ダブレイクサーキット」と呼ばれる「ダブ湖」という氷河湖を一周するコースを歩いてみました。
このコースが一番人気なのだそう。
ダブ湖はシャトルバスの終点で降ります。このコースの所要時間は2時間~3時間と表示されています。
この日は残念ながら少し曇っていて、青空の下のクレイドルマウンテンを見ることはできませんでしたが、ここが晴れ渡るのは1週間に1度くらいと言われているので雨が降っていないだけラッキーだと思うことにしました。
このギザギザとした山がクレイドルマウンテンです。
「クレイドル」とは「赤ちゃんのゆりかご」の意味なのだそうですが、うーん、、ゆりかご??
ダブ湖の水は茶褐色です。
泥水のような色に見えますが、近くで見ると美しく透き通っています。
この水は周りに生えているボタングラスという植物から出るタンニンが溶け出しているためこんな色をしているのだそうです。タンニンは紅茶に含まれる成分なので納得。
この辺りの湖だけでなく、前日クルーズしたゴードン川も同じ色でした。
比較的平坦な場所が多いコースですが、時々階段が続く場所もあるので、一周歩き終わるころには疲れが。。。
ただ、この後私が最も楽しみにしていた場所に行くので、疲れたなんて言っている場合ではありません!
ダブ湖のバス停から少しバスで戻ったところにある「ロニークリーク」(Ronny Creek)で下車します。
ロニークリークはクレイドルマウンテン登頂のための出発地点で、上記した6日間かかるという「オーバーランドトラック」もここから出発するようです。
夕方や早朝ここに行くと、私の推し動物「野生のウォンバット」を多数見ることができるスポットです。
ウォンバットは夜行性で夕方になると巣穴から出てきて早朝まで活動します。
ダブ湖を一周し終えたころちょうど夕方だったので、この時がチャンスだと思いました。
歩道を歩いてみると、
いる!いる!いる~~~~~~!!
たくさんの「ウォン様」たち!
かわすぎます
ウォン様と見間違えましたが、ハリモグラちゃんもいました
あっちこっちでむしゃむしゃと草を食むウォン様たちを至近距離で眺めることができる幸せすぎるスポット。
ここロニークリークは、誰が呼んだか
「ウォンバット銀座」!!!
(どなたかのブログにそう書いてあって気に入りました笑)
タイミングが合わないと全く会えないなんてこともあるようなのでよかったです。
この子は小さいのでまだ子どもかもしれません。
それにしてもこのリズミカルな咀嚼音は気持ち良い(笑)
ウォンバットはなんとなくんぼぉ〜としたイメージですが、走り出すとかなり速いです。
なんと時速40kmで1分半もの間走ることができるのだそうです。
まさかの世界最速のボルトさんより俊足なウォン様なのでした。
どれだけ見ていても飽きない気がします
とても幸せな時間でした。
タスマニア滞在中、
「ちょっとした枯れ草の塊がウォンバットに見えちゃう症候群」
になります。。
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