今回は、私の中にある父に対しての

記憶を辿りながら…


私の父は私が小学四年生の終わりに近づいた

春一番が強く吹く日に突然亡くなりました。


前日まで普通に元気にしていたのに

その日は、夜タクシーの運転手さんに

抱えられ帰宅した。


『そんなに飲んで無いんだけどねー』

と運転手さんは言葉を残し帰って行く。


母は父を布団に寝かせ、家族全員が

普段通りに眠りについた。


私は夜中にあまりにも父のイビキが

凄すぎて母を起こした。


母は父の様子を見て、私に

『お姉ちゃん起こして来て‼️』と


私は上の姉を起こし、真ん中の姉と

姉たちの布団に入って寝かされた。


しばらくすると、救急車が来た。

胸騒ぎがした。ザワザワしていたけど、

1時間ほどして救急車は出て行った。


救急隊員も父を連れては行かなかった。

『急性心不全』父は亡くなっていた。




朝になり、私たち三姉妹は学校に行かされた。

けれど、先生から帰され帰宅する。


家の中は葬儀社の人や叔父、叔母の姿があった。

白装束に身を包んだ父が居た。


父が死んだ日の匂いが今も思い出す。

熟れた果物の匂いだ。


祭壇が次々に運ばれ、手際よく

葬式の準備が進んでいく。


私は祭壇に飾られた父の遺影が

どこにいても私と目が合う気がして

右に行ってみたり、左に行ってみたりしていた。


叔父や叔母に

『ゆうこはパパっ子だったからねー』

と言われ段々と現実味を帯び寂しくなってきた。


私は父が大好きだった。


今回はこの辺で👋


次回は父との思い出話を綴ります。

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