ラチャニーは家を見回してこの財産は自分にはもう役に立たない、ワットの家族の方が役立つと言い、ヌットのお腹に手をあてます。ラチャニーは「この子は私の孫とみなすわ。私の財産を受け取って。よく面倒をみるのよ。もし奥さんと子供を愛しているなら、私の気持ちを受け取ってほしい」とワットに言います。ワット「もし他の人に(財産を)あげたいとあなたの気持ちが変わったら、僕たちはすぐに返します」ラチャニーは「それはないわ。あなたたち二人は私の最後の家族よ。私は他に誰もいない。急いで行くわ。あなたたちの人生はきっと平穏になるわね」と言って去って行きました。
ラチャニーは寝室で「あなたどこにいるの」と泣きながら呟きます。その頃サンヤーは寒い森の中をさまよっていました。いろんな人に対して罪を犯してきたという一人の男が現れ、サンヤーはここからどうやったら出られるのかと尋ねました。その男は「偉大な功徳を人から受け取らなければならない。(そうすれば)ここから魂を解放できるだろう」と言い、黒い悪につかまれ闇に吸い込まれて行きました。サンヤーは「どこから功徳を受けたらいいんだ。お化けになって死ぬ前から、何の一度も良いことなんてしたことがない。悪行を積んで、自分のことばかり、愛している人はいつも悲しんで」と言い泣きながら途方に暮れていました。
六ヶ月後、ラチャニーは二人の写真を見ながら「何ヵ月も経ったわ、サンヤー。どうして私の所に戻ってきてくれないの。あなたに会いたい」と泣いています。ワットとヌットがそばに来て、ラチャニーに声をかけました。その時音楽がなりだし二人は止めようとしましたが、ラチャニーは「私とサンヤーがダンスをする好きな曲なの」と言います。ラチャニーは想い出の曲を聴きながら泣いていましたが、その時「それならもう一度一緒に踊りませんか」とサンヤーが現れました。二人は抱きしめ合い、ラチャニーは信じられないと喜び「どうやって戻って来れたの?」とサンヤーに聞きます。サンヤー「どこから徳を得れたのか僕もわからない。贈ってくれて魂を解放し出ることができたんだ」
リビングでみんな集まり、ラチャニーはペンにサンヤーがどうして戻ってこれたのか聞きました。すると出家したルンが現れ、ペンは「私たちの意見ではルンがサンヤーのために出家するのが一番ふさわしい。ワットはヌットの面倒をみて、ルンは寝る意外には役に立たないからね」と説明しました。ラチャニー「ジュートとチゥムはタムブン(功徳を積む)を一日も欠かさなかった。なぜくじけないでいれたかわからない。私は夫はもう帰ってこないとあきらめたわ」サンヤー「みんな本当にありがとう。僕のために功徳を積んでくれて本当にありがとう。そうじゃなかったら帰って来れなかった。僕はひどいお化けでどこから功徳をもらうかわからなかったよ」ワット「ちがう。もしあなたに親切さがなかったら助けたい人がいるかな」
アマタウォン家のテラスではみんな集まりパーティをしています。サンヤーは「アマタウォン家でみなさんに約束します。ジュートやヌット、一番愛している奥さんを問わず、今後はもうみんなに不幸や心配事を持ってこないよ」と宣言しました。ヌットはお腹が痛くて産まれそうだと言い、急いで病院へ向かいました。
元気な赤ちゃんが生まれ、すくすくと大きく育って家族幸せに暮らしています。ある日ラチャニーとサンヤーのまわりを光りがかこみ、二人はウェディングドレスとタキシード姿に変わりました。サンヤーは時間が来たと言い、ラチャニーはワットと赤ちゃんを抱いているヌットを見て「ずっと見たかった私の夢よ。でも見れた時にはもう行かないといけないわ」と言います。サンヤー「もう心配はいらない。全ての欲はなくなって、僕らはこの世界から釈放されるんだ。業の法則に従って旅立つ時が来た。私たちの責任は果たした」ラチャニーは「ジュート、チゥムと私の孫の面倒をよくみてね」とヌットが抱いている赤ちゃんを撫でました。ワット「心配いらない。最善をつくしてヌットと赤ちゃんの面倒をみるよ」ヌット「あなたたち二人が心配なくなってうれしい。でも恋しくなるわ。全てに感謝します」ラチャニーは「私もあなたたち二人が恋しいわ。さよなら、ジュート。さよなら、チゥム。」と言い、最後に赤ちゃんを撫でました。そしてラチャニーとサンヤーは空に向かってだんだんと消えていき、キラキラと光りになっていきました。終わり。
