そういえばここ数日、彼からのメールがないな。
きっと仕事で疲れてるんだ。それとも新しい仕事が入って必死になっているのかな。
じゃあ私も彼に負けないくらい一生懸命働こう。それが終わったら、久しぶりに部屋の大掃除をして・・・明日は出掛けよう。お稽古や映画鑑賞・美術館めぐりもいいかも。
そんな風に考えられるようになったのはいつからだろう。
5年前出会った彼とも少しだけ遠距離恋愛を経験した。遠距離っていっても国内だし、新幹線or飛行機ですぐに飛んで行ける距離。今思えばなんて近いんだろ。
でもすごい不安だった。毎日電話したし、メールもすぐにレスがこないとイライラしていた気がする。
私も大人になったのかな。
確かに昔みたいにいつも恋愛のことばかり考えていられない。仕事だって大切だし、家事も完璧にこなしたい。趣味も自分磨きの時間も必要。毎日充実していないと駄目なのだ。そしてそんな自分を時々彼にほめてもらいたい
でもそれほど不安にならないのは冷めたとかじゃない。彼のことは大好きだし、何よりも信頼している。
遠距離恋愛が教えてくれたこと・・
大事なのは2人の心の距離ですっ
彼にメールを書いているとき 
目が覚めてパソコンを開いたとき、彼からのメール受信があったらすごくハッピーな気分になれる。
真夜中とか明け方とか、同じ国に住んでいたらあり得ない時間でもメールが来るんだから、最近時差も悪くないなって思う。いつも彼の時刻に合わせた時計を見て、今頃働いてるんだな～とか、もう起きた頃かなとか考える。
最近幸せだなと感じるのは、彼にメールを書いているとき。
仕事帰が終わって、友達とご飯を食べに行って、帰ってお風呂に入って、勉強もして、家事も全部終わらせて・・・・
今日も一日疲れたーってなったときに彼のことを思い出す。
寝る前にメールしよ。
まだ慣れない言葉で彼にメールを書く。旅行の思い出、今日あったこと、それぞれのファミリーのこととか。
決して長いメールじゃないんだけど、30分くらいかけてゆっくり言葉を選びながら。辞書も引きながら。
私たちはI love youとかめったに使わないけど、ちゃんと思いって伝わるもんなんだよね。
送信完了。
もちろんすぐに返信は来ない。向こうは明け方。まだ夢の中だから当たり前。
でもきっと朝パソコンを開いたときに、彼も私からのメールを見てハッピーな気分になるんだろうな。
いつもハッピーでいてください 
