身体の中に1本、木の幹が通っていくような感覚がありました。
そのあと、意識がふわっと軽くなり、どこまでも意識が上に飛んでいき、私は星になって宇宙に投げ出されました。
自分の肉体がこのセラピールームにちゃんと存在しているんだと感じられるのは、膝の上においた手のひらの感覚だけになっていました。
宇宙に投げ出された私は、どこをさまよっているかも分からず、取り敢えず自分を探し始めました。
するとだんだん地球に降りてきて、雲が見えてきて、そこでお風呂の中で泣いている自分を発見しました。
(フラッシュバックはお風呂に浸かってぼーっとしている時によく起こったので、お風呂でよく泣いていました。)
上から降りてきた私はそんな自分を見て、
「あぁ、いたいた。まだジタバタしてる。プフッ。」と笑うほど、
あまりにも楽観的でなんの苦しみも感じていませんでした。
お気楽な自分は、苦しんでいる私に、
「何をいつまでばかなことをやっているの?」と聞いてきました。
「訳も分からず苦しくて、悲しくて、涙が止まらないから困ってる」というと、
「だからそれをやめればいいでしょ。」
と半分あきれたように言うのです。
「だから、なんでこんなことが起こるか分からないから苦しいの、」
と私もムッとして答えると、
お気楽な私は、仕方ないなぁというように
「あのねぇ、人間なんてどうせお星様になるんだから、悩むなんて無駄なことやめなさいよ。」と言いました。
全く説明がつかないのですが、そのあまりにもきっぱりした言い方に、私は押され始めました。
なんの影もなく、自由で、世の中どうにでもなるというように、私にビシバシ言ってくるのです。
「悩むこと、やめてもいいのかな?自分からやめられるのかな?」
と聞くと、
「だから、自分でやめるって決めなさい!!」
とスッパリ言われ、
「分かりました。自分で悩むことをやめると決めます。」
と言ったとたん、上から降りてきた自分が、私の身体の中に戻ってくる感覚があり、同時にアチューンメントも終了しました。
かおりさんにハイヤーセルフかもしれないですね、と言われる。
全く厳しいハイヤーセルフだと感じました。