2回目は最初からさらに何かが深いところへ入っていく感覚がありました。


1枚の写真が意識の中にポンと浮かんで離れなくなりました。


それは私が生まれたばかりのころの写真で、
母に抱っこされているものです。


すると突然、不思議なことが起こりました。
その写真が私ではなく、母の視点を通して見ることができたのです。
私は出産の経験はなく、そんな視点で見えるはずがないのに、それは確かに母の視線でした。


の誕生に対する無上の感謝と慈しみ。母親としての誇り。
私の存在に対する、ただそれだけへの無償の愛。



それを感じた時、今まで母との間に感じた葛藤や不満、誤解や全てのわだかまりが一切消えてなくなり、どうでも良くなりました。


私の誕生をこんなにも無条件に喜んでくれる人がいる、そしてなにも望んでいない。
自分はこんなに愛されて生まれてきたのだという実感が、親に対する全ての障害を取り除いてくれました。


なにもできなくても、生きていていいんだ、
初めてそう思えました。


またも涙があふれました。


赤ちゃんに戻って守られているかのような安心感を感じました。


感謝の涙が止まりませんでした。


本当に嬉しい涙でした。


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