​私という普通に生活を送っていた、一人の人間に起きた壮絶な闘病の記録を嘘一つなく書いていきます。

 現在、妊娠中の方などは不安になるような内容が多々含まれますので、閲覧注意となりますが、現在は小学生の息子を実家から離れた県で問題なく育てております。

 精神薬を服用している上での妊娠について知りたい方や、精神薬を服用しながら妊娠している方の周りの方達、サポートしている方達に一例として読んでいただけると幸いです。



私が初めて自◯を図ったのは、義母からの電話が原因でした。


 義母からは、毎日心配の電話というか、お説教の電話がきていました。電話の内容は、「そんなに精神的に弱かったら母親にはなれないよ」とか、「いつまでも甘えてないで、都内に帰った方が良い」など、そんな話ばかりでした。

そもそも、旦那含め、旦那の家族全員が精神疾患に理解が無く、「鬱は病気じゃない!甘えだから、気の持ち様でどうにかなる!」という考え方をしていたのです。


 ある日、珍しく義母から高いテンションで電話がかかってきました。電話の内容は、義弟に彼女ができたという内容の話でした。

義母「今の状態のユウちゃんは聞きたくない話かもしれないんだけど‥」(だったら話すなよ!)「他に話せる人がいないから聞いて!」

私(何の話だろう?)

義母「◯◯(義弟)に彼女がいるらしいのよ!」


 妊娠前までは、義母に本当の娘のように可愛がってもらっていました。しかし、私が妊娠して体調を崩してからというもの、義母に説教ばかりされ、その度に「本当に不甲斐ない嫁ですみません」と謝っていたので、義弟に彼女が出来て、その人がお嫁さんに来るかもとワクワクしている義母の様子を目の当たりにして、私は複雑な気持ちになりました。


私「義母さん、すみません。私も一緒に喜びたいんですが、今はそんな気持ちになれなくて‥。私が嫁としての自信を失っているので」と、正直な気持ちを伝えました。


義母「そ、そうよね。ユウちゃんからすると、◯◯(義弟)のお嫁さんは比較される存在だもんね。私にどっちの方が気に入られるかとかも心配になるわよね」(やっぱり、義母さんって平等にしようと思わず、そういうことしてくるタイプだよな‥)


 義母が私の今の状態や気持ちも考えずに無神経な話をしてきたこと、きっと義母の気持ちは義弟の彼女に移る(もう移っている)んだなと感じたことで、私の中で何かが音を立てて崩れました。


 そして、この後、私は自◯を図るのでした。