10月24日 トリコロール記念日。
1794年10月24日、フランス国民公会が青 白 赤の三色旗を国家の象徴と定めた。
1789年のフランス革命以前、「朕は国家なり」とのルイ王の言葉が示すとおり、フランスは国王と貴族が絶対的な権力を握っているフランス王国だった。
フランス革命により、フランス王国からフランス共和国となった1794年に、フランス国民公会が青、白、赤の三色旗を国家の象徴と定めた。
このトリコロールと呼ばれる三色、青は自由、白は平等、赤は博愛を示す。
こちらもトリコロールで、自由、平等、博愛?
Mon Chouchou
アニメアイドルタイムプリバラのテーマ。
Mon Chouchouはフランス語。私のお気に入りの意。
お気に入りの物に囲まれて生活していて幸せ。
毎日お気に入りのヘアにドレスで幸せ。
ここは私の宮殿。
他人がどう言おうが、自分がお気に入りならばそれでいいと思う。
外界のことなんか知らない。
知らなくても、お気に入りに囲まれているからいいの。
知る必要もないのよ。
お気に入りに囲まれた宮殿にいる限り。
しかし外界のことを知るべきときが、いえ、知らなければならないときがきた。
夜、民が宮殿に押し寄せてきた。
かなりの大群が怒りで押し寄せてきた。
ガラスが割れ、悲鳴が聞こえ、各々が怒りを口から発していた。
各々の手には松明。
数々の松明で暗闇が昼間のように明るく照らされていた。
民はその松明を、宮殿に、お気に入りの宮殿に放ち、今にも火をつけて私たちに襲いかかろえとしていた。
それから運命が変わった。
お気に入りの物さえにも興味が失せ、不安しかない生活が始まった。
よく思い出せない。覚えていない。
それくらい切羽詰まった、不安と緊張でおかしくなるような生活になった。
このお気に入りの品々。
この品々は国民が額に汗して働いたからこそ所有できたもの。
お気に入りをそろえすぎてしまったことに、国民は立腹して命を賭けて宮殿へ押し寄せた。
もうその怒りをおさえることは不可能。
Mon Chouchou.
Mon Chouchou.
Mon Chouchou.
お気に入りをそろえて、お気に入りのビジュアルでいることの何がいけなくて!?
それは個人の自由であって、私はフランス国女王ですもの、女王と民とのバランスなどを考慮したならば平等であり、民は博愛を示してくださるのは当たり前ではなくて!?
日に日に民の怒りは増して亡命せざるを得なくなったけれど失敗。
幽閉されて死刑を待つのみになったときに気づいた。
豪華絢爛から一気に不安で悲惨な生活に変わって気づいた。
自分が自由ならば民も自由でなければならない。
それが平等であり博愛なんだと。
民の上に立つものが常に頭におかなければならない、忘れてはいけないことなんだと。
「朕は国家なり」ではなくて「朕は民なり」なのだと。
オーストリアで学んだはずなのに、頭におかれていたはずなのに、自分の立場に甘んじて、その立場から欲望をおさえられなくなって、そして自分の首がまわらなくなってしまった。
私にも言い分はあるけれど、こうなってしまった以上は言い訳にしかならない。さらに民を怒らせるだけ。
♪不可能なことは存在しないのさ
本当の強さは無色透明だわ
不可能は存在する。
立場に甘んじて立場を利用して欲望を満たすという行為によって、平等、博愛を忘れ、自分だけ自由でいようとした代償。
そのつぐないから逃れるのは不可能。
ナポレオンが指揮をとり、フランスはフランス王国からフランス共和国となったのですってね。
大革命が、フランス革命が起きたのね。
我が辞書に不可能という言葉は存在しない
ナポレオンはそう言い放ったわ。
命乞いすら不可能だった私とは違う。
フランス共和国誕生から5年後、フランス国民公会が青 白 赤...自由、平等、博愛を表す三色旗を国家の象徴と定めた。
♪不可能なことは存在しないのさ
本当の強さは無色透明だわ
命を賭けてまで王政に反発した民の強さ、無色透明だった民の強さが不可能を可能にした。
無色透明に青、白、赤の色をつけた。
トリコロールの色をつけた。
私はMon Chouchou...お気に入りを多々失うどころか、人間として大切なものを失ってしまった。
お気に入りのものなど所有できなくても、自由、平等、博愛...全てに対してこの心を忘れなければそれで良かったのだと学んだ。
全てを失い、民を恨んだりはしていません。
Mon Chouchou...私のお気に入りはこのフランスです。フランスの民ですと言える自分でなくてはならなかったのですから。
そう。私は運命に翻弄されたマリー・アントワネット。
もう思い残すことなどなかったのですが、フランス三色旗のトリコロールがMon Chouchouと言えるくらい成長したかったと、それだけが悔しく心残りなのです。



