エビネの花は3~4週聞咲き続け、短すぎず、長すぎずに咲き終ります。

 

そして花が終った後、11か月間は葉だけになります。

 

この葉は11か月の間に、バルブを肥らせ、新芽を作り、花芽分化をさせ、翌年、花を咲かせ、最後には新葉が一人前になるまでとたいへん重要な仕事をしています。

 

この葉がなければ花は愚か、エビネ自身を支えることができなくなるのです。

 

また、葉は私たちに健康状態を知らせるバロメーターでもあります。

 

それを読みとれるようになることが、エビネを上手に育てる最大のコツです。

 

ジエビネでは個体差にもよりますが、普通3枚です。

 

2枚しかなければ過去1年間の管理がよくなかったことになりますし、4枚ならば上手に肥培できたことになります。

 

葉がすなおに伸びていればよいのですが、伸び方が不自然で、軽く引っ張って株がぐらぐらするものは根腐れです。

 

すぐに植え替えます。

 

(yuko_may19)

ノボタンの名で呼ばれる鉢花は3種あります。

 

最も多く栽培されているのがシコンノボタンで、その名のとおり花色が紫の種類が一般的ですが、白やピンクのものもあります。

 

ノボタンは花の中心と縁の色が異なるものが多く、目の覚めるような美しさをもっています。

 

ヒメノボタンはつる性の多年草で、茎が柔らかく枝垂れし、赤紫の小さな花を次々と咲かせるので、吊り鉢に適します。

 

園芸店で売られている開花株は、鉢内に根が回りきっている場合が多いようです。

そのままにしておくと鉢土の乾きが早く、水やりだけでも大変ですから、できるだけ早く一回り大きな鉢に植え替えてください。

 

この場合は、根鉢は崩さずに水はけのよい用土を足して植え付けます。

 

(yuko_may19)

 

水分を好み、少しでも乾かすと葉がだらりとしおれ、水切れさせると葉が枯れ込んでしまいます。

 

水やりは鉢土が乾かないうちにたっぷりと与えますが、9月中は1日1回、残暑が厳しく乾きが早いようなら2回与えてもよいでしょう。

 

花が終わったら花茎を切り取り、油粕+骨粉の配合肥料を置肥し、この時期に地下茎の先にできる新芽を充実させるようにします。

 

11月ごろに地上部が枯れたら地際で刈り取り、日当たりのよい軒下に移して鉢土を凍らせないよう越冬させます。

 

鉢の中では芽が育っていますから、この時期も鉢土を乾かしすぎないよう水やりは続けてください。

 

根づまりを起こしやすい植物ですから、植え替えは毎年行います。

 

時期は芽の出る前の3月中が適期です。

 

(yuko_may19)

別名:キブネギク/キンポウゲ

 

一重または半八重のピンクや白のコスモスに似た花を咲かせ、切り花としても多く使われています。

 

本来、本州以南に自生している野生植物ですが、京都の貴船山で多く見られるため貴船菊の名があります。

 

古くから庭植えでは栽培されていましたが、鉢植えとして流通しはじめたのは1980年代半ばからです。

 

草丈が60㎝~1mと高くなるので、群植したほうがこの花の美しさが引き出せます。

 

野生では樹林帯に自生している植物なので、明るい木陰や半日陰の涼しい場所を好みます。

 

特に夏の強い日射しは苦手で、長時間直射日光に当たると葉焼けを起こして葉が黒くなったり、下葉から枯れ上がってきたりします。

 

開花期間は、9月中は半日陰か木陰で、涼しくなった10月からは半日以上日の当たる場所で

管理します。

 

(yuko_may19)

 

1つの茎葉に多く咲いた株は別として、1~2花咲いた株なら花後に日照10時間以下の短日条件下で管理すると、11月には再び花が咲きます。

 

温度変化を少なくして最低3℃を保つようにします。

 

水やりは花が終わったら徐々に控え、月に1~2回程度まで減らして乾かし気味に管理します。

 

サクラの咲くころから生育期に入り、芽が伸び始めたら、茎葉を切りつめて植え替えます。

 

水やりも徐々に回数を増やしていき、鉢土の表面が乾いたら与えるところまで戻していきます。

 

霜の心配がなくなったら戸外に出し、日当たりのよい場所で管理します。

 

肥料は生育期に入る少し前の3月ごろから6月まで、緩効性肥料を2か月に1回か、1000倍の液肥を月に1回与えます。

 

挿し木で簡単に株が殖やせ、植え替え時にば理想的です。

 

無理ならば日当たりだけは確切り取った茎葉が利用できます。

 

湿らせたバーミキュライトなどを挿し床にして挿しておくと、1月ほどで発根します。

 

(yuko_may19)

 

別名:クリスマスカクタス/サボテン科

 

シャコのような茎節の先端にエキゾチックな花を咲かせ、花の少なくなる10~12月を彩ってくれる花です。

 

花色も豊富で20色ほどあり、丈夫で育てやすく、一般家庭でも毎年花を楽しめる、と花好きの園芸初心者にはもってこいの鉢花です。

 

小鉢から大鉢まで好みで選べますが、いっせいに開花した大鉢は見事の一言です。

 

日光浴も兼ねて、日当たりのよい窓辺で豪華な花を楽しんでください。

 

開花株は11月に入ったら室内で管理しますが、10℃程度の室温があり、光の入る明るい部屋ならどこでも置けます。

 

また、開花期間中は水を必要とするので、少し鉢土が乾いたらたっぷりと与えます。

 

なお、室温、空中湿度の急激な変化、水の過不足、排気筒のない石油ストーブが出すエチレンガスなどは、せっかくの蕾を落とす原因となりますので注意が必要です。

 

1つの花の開花期間は約1週間ですが、しおれてからもつけておくと子房が生育し、株が疲れます。

 

残された蕾の生育を促すためにも、花がしぼみ始めたら摘み取ってください。

 

なお、9月ごろ出回る促成栽培の株は、年内にもう一度咲かせられます。

 

(yuko_may19)

シネラリアは、別名:サイネリア、フキザクラとも呼ばれる花です。

 

株を覆い隠すように花を咲かせ、冬の窓辺を華やかに彩る鉢花として人気があります。

 

花茎が小輪系から10㎝以上の巨大輪系まであり、花色も単色系から蛇の目系までバラエティーに富んでいます。

 

プランターに数株寄せ植えしても豪華ですし、クリサンセマム・ノースポールやシロタエギクなどと合わせても華やかな中にも落ちついた雰囲気が出せます。

 

日照が不足すると徒長して草姿が崩れ、花色が悪くなるだけでなく、花もちも悪くなるので、室内の窓辺に置いてできるだけ長時間日に当てるようにします。

 

暖かい日は戸外に出して直射日光に当てるのもよいでしょう。

 

0℃以下になると枯死するので、夜間でも5℃以上は必要ですが、暖房機のそばなど15℃以上になる所に置くと花がもちません。

 

過湿状態よりは少し乾き気味を好みますが、葉が大きく蒸散が盛んで乾きやすいので、水やりは鉢土の表面が乾いたら午前中にたっぷり与えます。

 

水切れするとすぐに葉がしおれ、花が傷んだり、蕾が開かなくなりますから注意してください。

 

また、開花期間中は週1回1000倍の液肥を水やり代わりに与え、これから開花する蕾のために株の力を維持するようにします。

 

早めに咲き終えてしまった株は、花のついた茎を切り戻すと、2~3週間で再び開花します。

 

ただし、下葉が黄色くなったり、枯れた株では成功しませんから注意してください。

 

なお、繁殖は実生で行いますが、シネラリアは自家受粉しないので、1鉢では種子ができません。

 

また、自分で採取した種をまいても親と同じ花は咲きませんが、2鉢以上あれば種子を採取してまいてみるのもおもしろいかもしれません。(yuko_may19)