天使と悪魔 | 花火屑

花火屑

本当に良いものはいつになっても色褪せない

花火屑-天使と悪魔天使と悪魔
トム・ハンクス

ダン・ブラウン




★★★★☆

またまた。
映画館へ見に行ってきました。
こうやって毎週映画館に行けたら幸せなんだけどな~。

トム・ハンクス主演「ダ・ヴィンチ・コード」に引き続く、宗教がらみ事件の2弾です。
前作はDVD鑑賞でしたが、ネタが小難しかったのでかえって良かったと思ってました。
今作もどうしようかと思ってたんですが、「前作より簡単になったよ」との評判を聞き観に行ってきました。

前回の事件以来、バチカンに嫌われたラングドン教授(トム)は、ガリレオについての本を書こうとバチカンの保管室に眠る資料を使わせてくれるよう10年に渡って申請を出していますが、未だに叶わず…。

そんな折、バチカンから教授に呼び出しが…。
教皇の死をきっかけに、その昔協会と対立した組織"イルミナティ"が再び姿を現し、4人の枢機卿を誘拐したという。
しかも加速器研究所から反物質というエネルギー源が盗まれた!
犯人はイルミナティの文句の一説を用いて、枢機卿を殺しエネルギー源を爆発させると言ってきた。


そこで象形学者でありイルミナティを含む宗教学に詳しいラングドン教授が呼ばれたわけですね。
現地の警備隊からは煙たがられますが、犯人の言葉や残っていた手がかりから、躓きながらも確実に犯人を追跡する教授。
しかし地元警察や警備隊の協力が中途半端で、3人の枢機卿が殺害されてしまう。

エネルギー源である反物質を入れているケースのバッテリーが切れるとき、バチカンは光に包まれ消滅してしまう…。
枢機卿を救い、反物質を回収することはできるのか…。
そしてイルミナティとは…。


というわけでした。
宗教がらみの話ですから建造物が荘厳です。
加えて言うと、枢機卿達のあのかわいらしい衣装は一体何でなのか…。

確かに前作よりも謎解きは簡潔になっていました。

前作は謎が歴史に関するもので、何百年も前の人々の考えだとか風習やら謎に包まれた絵画やら、そういうものを紐解いていかねばならず、説明がやたらと増えちゃったんで難しくなったんだと想うのです。

で、今作のは歴史をヒントにしているとはいえ、ネタは全部現代のものです。
教皇が逝去し、コンクラーベが行われる。のに枢機卿が誘拐される。
彼らはイルミナティという昔の秘密結社の言葉に乗っ取って殺されたり摺るわけです。

だから、いくら信仰心が篤いとはいえ、捕まる可能性があるのにそこまで忠実に再現するのだろうかと疑問に想ってしまいました。
まぁ、私には信仰はありませんから分からないのかもね。

ユアン・マクレガーは良い味出してましたが、存在感では前作のイアン・マッケランには敵いません当たり前

まぁ、スピード感もあり宗教観には面白いものもあり。
こういった紐解く系の謎は大好きなので楽しめました。


ベルニーニの彫刻、実際に見てみたいな~。
どっかの特番で取り上げられていましたが、大理石とは思えないすばらしいものだそうです。


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