私が小学2年生の頃から、母はパートを始めました。

父の休日は土日、母は月曜と水曜で、家族の休みを合わせる日は、年に4回ほど旭川の両親の実家に帰省する日くらいでした。

 

 

 

母は夕方には仕事を終えて帰宅するので、鍵っ子の私はそれほど寂しくなく過ごしていました。

土日のお昼ご飯は焼きそばやうどんを用意してくれました。

 

 

 

帯広市に住んでいた小学4年生くらいから、学校の長期休みに入ると、時々母からお昼ご飯代として500円をもらえる日がありました。

 

 

 

家の近くに今のコンビニのような商店や、自転車で行けばスーパーもあります。

お金を使って自分の好きな昼食を買えるということが嬉しくて、500円を入れた財布を握りしめて向かいました。

 

 

 

よく昼ごはんとして選んでいたのはおにぎりやお弁当。

それでもお金が余るので、ジュース(アンバサとか)や駄菓子を選んで、500円をきれいに使い切るような買い方をしていました。

 

 

 

高校生になると昼食は給食からお弁当に変わります。

パートを続けながらほとんどの日にお弁当を用意してくれて母に感謝していましたが、

やっぱり時々渡してくれる500円は嬉しくて。

 

 

 

登校時、学校近くのコンビニに寄って、おにぎりとポッキーとジュース(「サプリ」って覚えてます?)を買ったり、学校の売店で甘ーいパンを2、3個買って食べてました。

 

 

 

 

私の中で、「500円で昼食を買う」って懐かしい子供の頃の思い出です。

 

 

 

 

そして昨年の話。

なんの用事だったか忘れましたが、当時中学1年生の長女を家に残して外出した日がありました。

 

 

お昼を跨ぐので、これでお昼ご飯とお菓子でも買ってねと500円を渡しました。

私が子供の頃の感覚と同じに考えてこの金額にしたのですが、その後長女からLINEが届きました。

 

 

 

ドリアの写真と「これいくらでしょうか」のメッセージ。

 

 

 

確か460円くらいだったんです。

 

 

 

もう500円じゃ弁当一つで終わってしまうということに衝撃を受けた私は、今の物価を何も考えてなかったと反省しました。

 

 

 

 

全て高くなったもんだ。

マックのハンバーガー、一時期100円だったんだよ?

ラーメンだって600円で食べれたし、5円チョコはリアルに5円だったニコニコ

 

 

 

一人で昼食を買いに行っていた小学生の頃、「レンジでチンするフライドポテト」がCMでやっててね。

レンジとトースターの区別がつかなかった私は、紙のパッケージごとトースターに入れて、見事に炎上させました。

 

 

トースターの開け口の隙間から黒い煙がモウモウと上る光景は、忘れられないなー。

どうやって消火したかは忘れました。