やっと、ここが救急治療室 ― ECU だと分かった。
目を覚まして最初に気づいたのは、
足がまったく動かないこと。
力を入れても、反応がない。
寝返りも打てず、ただ天井を見つめるしかなかった。
体にはいくつもの管。
尿管、点滴、モニター。
採血や点滴は何度もやり直しになり、そのたびに針が刺さる。
そして、痛み。
ズキズキなんて言葉では足りない。
脈打つたびに、足の奥から突き上げてくる。
痛み止めで抑えているだけで、消えてはいなかった。
足は何重にも包帯で巻かれている。
何が起きているのか、まだ分からない。
ただ、白い天井を見上げながら思った。
――私は、どうなってしまったんだろう。
と、心で思いました。