先日、パパさん有休の日に2人でメトロポリタン美術館に行って来ました
ちょうど今、東京でも国立新美術館でメトロポリタン美術館展をやってますよね
メトロポリタン美術館の歴史についてはこの↑中での記述が簡潔で分かりやすかったので、貼らせていただきます。
さて。
メトロポリタン美術館はとにかくデカい
とても1日で全部回る事はできないので、今回はもうすぐ終わってしまう『Inspiring Walt Disney: The Animation of French Decorative Arts』の展示を中心に見ることにしました。
(3/6迄です)
メトロポリタン美術館の長い歴史の中でも、ウォルト・ディズニーに関する展示は今回が初めてだそうです
気になるイベントの内容は、ディズニー作品とその関連資料などから18世紀フランスのロココ様式がいかにウォルトディズニーに影響を与えたのかと言うことに焦点を当てるものでした
フランス&ロココと私のときめきワードに行く前からとてもワクワクしていました
英語の勉強も兼ねて色々読んだので、私なりの展示内容のまとめと感じたことを思い出に残したいと思います。
内部は撮影禁止だったので写真はメトロポリタン美術館HPからの物となります。他はイメージがわかりやすい様にYoutubeを貼っておきます
入場してすぐに展示されていたのはウォルト・ディズニーが収集していたというミニチュアの家具や食器
アメリカ人の女性ミニチュア作者Narcissa Niblack Thorne(1882-1966)などの作品でした。
直径10cmにも満たないミニチュアでしたが、とても精巧に作られていて、特にロココ調のミニ皿が本当に可愛かった
ここにはディズニー自身が自分で作ったと言うミニチュアのベッドなども展示されていました。
ウォルト・ディズニーは1000以上のミニチュア作品を集める中でディズニーランドを作ることを最初に思いついたそうです
そもそもディズニーがフランス芸術に興味を持ったのは、1918年、16歳の時に第一次世界大戦が終わったばかりのフランスに9カ月間赤十字の運転手として滞在した事がきっかけだったそう。
その後度々フランスを始めヨーロッパ各国を訪れ、そこで見た芸術作品が彼のアニメーションに投影されていきます。
1931年 The Clock Store / 夜の時計店
1934年 The China Shop / 真夜中の舞踏会
2つとも知らない作品だったのですが、簡単に言うと時計屋さんや陶磁器屋さんで真夜中に陶器の人形が踊り出すと言う短編アニメーションだそうです。
18世紀ドイツで製作された陶器の踊る人形と、この2つのアニメーション動画が合わせて展示れていたのですが、そのイメージがピッタリ合いすぎていて驚きました
https://images.metmuseum.org/CRDImages/es/original/DP-19997-004.jpg
1937年 Snow White and the Seven Dwarfs / 白雪姫と7人の小人

ここにはオリジナルのセル画が展示されていました
アニメーション1秒間につき24枚のセル画が必要なので、全部で約25万枚も制作されたそうです
白雪姫は世界的に大成功を収め、セル画をメトロポリタン美術館に寄贈したディズニーに対し、ニューヨークタイムスが“It’s Disney, but is it art?”と疑問を投げかけたそう。
日本で言う所の漫画やアニメは芸術かと同じ様な論争ですかね
1950年 Cinderella / シンデレラ
当初ディズニースタジオでは男性がストーリーとアニメーションを、女性はインクと色付けを担当し男女別チームに分かれて作業をしていたそうです。
しかし1930年代ー40年に才能ある少数の女性達がストーリー部門に入ってきました。
その一人である画家のMary Blairはシンプルでハッキリした形と鮮やかな色の組み合わせでディズニー作品を作り上げていきます。
彼女の描いたシンデレラの義姉達の部屋の絵がありましたが、そのデザインや色使いはフランス芸術を研究して計算し尽くされています
よく見ると壁紙や床に緻密に模様が描かれていて素敵でした
このブースにはシンデレラが魔法で変身していく一連のセル画と出来上がりのアニメ動画が同じ壁に飾られていました
長くなったので次に続きます・・・
メトロポリタン美術館のディズニー展のページはこちらです
https://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2021/inspiring-walt-disney
元々ディズニー大好きってタイプでは無いのでディズニーについて知らない事が多すぎる・・・
どうせならもっと知ってみたくなって今興味を持っている本

