なんだか先月は、
ものすごくイライラしていた。

話の通じない両親との生活に
限界を感じていた。

原因はわかっている。
両親以外の誰とも会わず、
誰とも外食をせず、
好きなテニスも観劇もしない生活が続いていたからだ。

「もう限界」。
ミュージカルのチケットを取ってしまった、
それも2つも。

大阪まで観に行くのに
不安がなかったといえば嘘になる。

でも我慢の限界だった。

だから誰にも会わず、
感染症予防を徹底し、
見終わったら京都のアパートに直帰した。

京都ではアパートでひとり暮らし。
そして今日で3日、誰とも会ってないし
誰ともしゃべってない。

だけど開放感いっぱいで
ストレスから解き放たれた。

京都のアパートは、息子が学生のときに借りていた部屋。
そこをそのまま借りていて、生活に最低限必要なモノしかない。
この食器棚は私が結婚したときに買ったもので、
大阪へ引っ越すときに運んだモノ。

ソファーもテーブルも、
全部私が買ったモノ。

だから居心地がいい。

ああ、私は
好きなモノに囲まれて
スッキリ暮らしたいだけなんだ。

そう、親との暮らしが嫌なんじゃなくて、
モノが溢れて使い勝手の悪い実家での暮らしが
嫌なんだ。

京都へ来て、改めてそれに気がついた。

明日は久しぶりに友人に会う。
そして一人暮らしも明日で終わり。

だけどこの3日で命の洗濯ができた。
リフレッシュできた。

こういう場所があるだけ、
恵まれているほうだと思う。
ありがたい。