ビックリした。
ちょうど実家に帰っているときの話だ。

玄関のチャイムが鳴り、父が出た。
男の人だった。
変な押し売りとかじゃないよね?
と耳をそばだてて聞いてたら

この地区の民政委員をやってる人だった。

早い話が、
来年の、この地区の、民政委員を
「わたしに」やってもらえないか、
という話だった。

「娘さんが、こちらに帰ってらっしゃると
聞いたので」

えええーーー!

である。

帰ってはきているが、
詳しい事情は親友一人にしか話してない。

なのになぜアナタが知っている?

答えは、住民票を実家に移したからだ。

実は住民票を夫のいる東京にするか、
実家にするか、悩んだ。

でも東京の家はいわば借りぐらし。
多分1.2年後にはまた引っ越しをする。
そしてそこは将来的には
事務所兼自宅になる可能性もある。
諸々考えて、将来本当に親と同居になるかもと
思い、とりあえず実家に住民票を移した。

でもわずか数カ月で
「来年の民政委員をお願いしたい」って。

もしかしたら、
親の介護が始まるかもしれない、
だから今、親がどんな生活をしてるのか、
把握するために、
京都の家を引き払って実家にいる。
でもそれは完全同居ではない。
夫は東京にいるのだから、
そちらにも行くし、仕事もあるから
なんだかんだで実家にいるのは
月の半分にも満たない。

しかも実家を出てもう30年以上も経つのに
住民票移しただけで
いきなり民政委員ですか。

なり手がいないんだろうな。

…てか、個人情報ダダ漏れじゃん。

でもって、ゴールデンウィーク前に
親のデイサービスとかの相談に
行った件は
なしのつぶてなんだが。

また市役所行くしかないのか。