8月6日、おけぴ+e+合同観劇会に行ってきた。

(おけぴというのは、チケット譲渡サイトで

あたしは2008年からお世話になっている。

人気の演目は数ヶ月前からチケットの販売が始まるから、

やっとの思いでゲットしたチケットも、

当日になっていけなくなることも多々ある。

そんな人を救済するためのサイトで、もともとは

管理人さんの善意だけで成り立っていた)

 

しかしだ。

あたしはてっきり団体観劇だと思い込んでいて

あわよくばおけぴの管理人さんとお話しできるかも、

なんて思っていたのだけど、

な〜んと、e+さんとの合同貸切だったのねー。

 

いやいやいや、おけぴさん、すごい。

だって管理人さん、最初は会社員だったのに

これで独立しちゃったんだもんねえ。

 

とまあ前置きが長くなりましたが。

 

Beautiful、

「めっちゃ良かったーーー!」

いままでのミュージカルと違って、メインキャストが

作詞・作曲をする人たちだからか、歌よりもセリフが多くて

メインの歌を歌うのがアンサンブルさんたちという構成。

 

まあ、そんなわけで、

キャロル・キングの良きライバルである

作曲家のバリー・マン(中川晃教)と

作詞家のシンシア・ワイル(ソニン)の歌が、

とくに中川くんの歌が堪能できないというジレンマはあるが、

いやいやいや、良かったのがソニン!

途中まで、ソニンだとわからなかった!

 

あと、キャロルの旦那さんで作詞家のジェリー・ゴフィン役の

伊礼彼方くんもすごく良かった!

伊礼くんがぴあの取材で語っていたように、

このミュージカルはミュージカルというより

ストレートプレイ(通常の演劇のこと)に近くて

セリフも多いんだけど

なんか、いままで観た伊礼くんで一番しっくりはまっている

気がした。

 

みんなのセリフまわしも

なんか日本人っぽくないっていうか

もちろん、歌い方なんかも。

 

それは若い人たちが

いままでの、いわゆる

「ザ・ミュージカル」ではないミュージカルを

演じることができるようになってきたのかなあ…と、

う〜〜〜ん、なんていうんだろう、

とにかく、なんだか新しいミュージカルを観せてもらったような

感じ?

 

まあとにかく、

主役の4人+プロデューサーの武田真治くん、

この5人がなんだかとっても役にはまっていたような

気がして。

 

で、あたしが観たキャロル・キングは

水樹奈々さんだったわけですが。

初めてです。

でもって、あとでパンフレットを見て知ったのですが

アルバム・シングルともに声優として

史上初のオリコンウイークリーチャート1位を獲得してるんですねー。

東京ドームでライブをするような人なんですねー。

 

いやね、日曜日の夜の、帝国劇場でのミュージカルなのに

明らかに今までと客層が違って、

男性がすごく多くて、

幕間に男性トイレに列ができているのを初めて見ましてね、

そういう人がミュージカルの主役をはるようになったんだあ…と、

なんだか感慨深いものがありましたよ、はい。

 

しかし声優さんだけあって、

感情を声に乗せるのが非常にうまいと思いました。

あと圧巻だったのが、

それまでは作詞家に専念していたキャロルが

自身が歌い手としてカーネギーホールに立ち

歌った場面で、

それまでとガラッと歌声、見た目が変わりましてね、

いやはや、すごいね、びっくりしましたわ。

 

こうなると

もう一方のキャロル、平原綾香さんも観たい!

と思ってスケジュールを見たのですが、

翌月曜日はなんと休演日…。

もう観に行ける日がありません。残念。

 

ああでもやっぱり、

ミュージカルは一度じゃ満足しませんなあ。

 

とくに今回、開演時間ギリギリに

劇場に飛び込んだのでパンフレットを買う時間がなく

なんの前情報もないままに観劇、

しかもコンタクトもオペラグラスも忘れるわで

最初は誰が何の役をやってるのかさっぱりわからない状態での

観劇だったので

非常にもったいないというか

願わくばもう1回、観たい! 聞きたい! 楽しみたい!

 

だがしかし、やっぱりアッキーは天才でございますね。

今回は歌じゃなくて演技で結構笑わせてくれたし

なんかいい役者になったなあ。

あの、緊張の初舞台「モーツアルト!」を観ているだけに

なんだかお母さん気分で観てしまうんですよね〜。

そうそう、ソニンとも非常に仲よさそうだった。

最後の、アンコールのときもずっと手をつないだりして

本当、いいパートナーって感じでした♫

 

さて、次の観劇は

いよいよ久しぶりの「レ・ミゼラブル」。

その前に!

「ビリーエリオット」

これは外せないでしょう!!